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ザッピングしてたら

話題:ひとりごと
うたコンでマクロスFやってたんでそのパートだけ見た。マクロスF自体は観たことないですが、曲はまあまあわかる…かなぁ。
リアタイ時、めちゃめちゃマクロスFが流行ってたせいかなんとなく曲聴いたことあるとか、そんな感じ。


トライアングラーとライオン、星間飛行しかマクロスFの曲は知らないかも…。

星間飛行はひとりカラオケでキラッ☆してたのが懐かしい。あれはひとりじゃないと「キラッ☆」出来ない。



ひとりカラオケでアニソン特ソンで歌詞に台詞があると、恥捨てて言ってしまうタイプだ。歌詞にあるから言いたいだけだが。
ゲキテイは間奏のあれがないと、なんかしっくり来ない。ゲキテイの台詞は口上みたいなもんだから…。


演歌や歌謡曲の前振りみたいなもんじゃない…。

season2 序章

前々日譚「オモテとウラ」からさらに2ヶ月ほど経った頃。

一般市民の恭平は近頃SNSで話題になっている通称「闇の執行人」がどうも気になっていた。
最近上がった動画では黒い制服らしき服を纏い、怪人を容赦なく倒している。

それはまるで死神のよう。



通称・闇の執行人とはゼノク特殊請負人の泉憐鶴(れんかく)のこと。

彼女は顔から首にかけて包帯で覆われているため、何者なのかコメント欄やネット掲示板では推理合戦が加熱している。
声でも特定出来ないようにボイスチェンジャーを使っているあたり、相当手練れてるというか…。


初めはあの2回会った「仮面の司令補佐」・紀柳院司令補佐だと思ったが、あの人はあんなにも激しい動きは出来ない。
彼女は言っていた。「戦えない身体になった」と。

じゃあ、この黒衣の執行人は一体どこのどいつで何で怪人の人間態ばかり殲滅・攻撃をしてるんだ…?
攻撃の度合いが容赦ないあたり、非情。
顔が包帯で隠れていることからして、女性ということしかわからない。



元ネットニュースサイト記者の鷲尾もこの女が気になっていた。
ネット上ではダークヒーローと讃えられている、裏で悪事を働く怪人…それもほとんど人間態ばかりをターゲットにしている女が。

鷲尾は女の出で立ちが引っ掛かっていた。なぜ包帯姿なんだ?
人前では素顔になれない事情がありそうにも見えるが。いくら彼女を調べても出てこない、謎の執行人になっている。


あの黒い服、目立たないがロゴらしきものが見えた…ゼルフェノアとは違う組織の人間なんだろうか…。ますます謎が深まる。



本部。宇崎は鼎にこんなことを言っていた。


「晴斗のやつ、そろそろ高3になるだろ。学校優先にしたいってさ」
「卒業してからゼルフェノアに入りたいわけか…」

「あいつは既に隊員だろうが。まだ一時隊員だけどね。去年の件で俺達が戦闘に巻き込んだせいで、勉強遅れてるってよ。
だからしばらくの間は晴斗と会うのはお預け…みたいな?でも緊急時には呼ぶぞーい」

「組織は回っているし、今の状況知ったら…あいつは驚くだろうな」
鼎はふふっと笑ったような反応をした。1年前は笑うことなんてなかったのに。


「晴斗は今、春休みだからちょいちょい本部に来るってよ」
「そんな時期だったか」



暁家。晴斗もその近頃話題になっている「闇の執行人」がどうも引っ掛かっていた。
怪人の人間態ばかり殲滅する謎の包帯女。正体不明だが、ターゲットは怪人なのは明白で。


「なんでこんなに持て囃されてんだろ…この人」
晴斗はスマホを見ながらボソッと呟いた。そこに父親の陽一が。

「父さんはこの人、ゼルフェノアの人間にしか見えないけどな〜。
ゼノクの人かもな〜。あくまでも推測だよ、真に受けちゃダメ。北川が気になることを言ってたんだよ、『ゼノクには裏の人間がなんたらー』って」


裏の人間?父さんドラマの観すぎだって。
晴斗はまだこの時、半信半疑だった。



恭平も彼女を調べてみるが全然情報が出てこない。とにかく謎、謎すぎる。


ターゲットになった怪人人間態を調べた方が早かった。結婚詐欺師に医療ミスを隠蔽する医者など、出るわ出るわ悪事が。
人間態ゆえにゼルフェノアは気づけなかったのか?

ゼルフェノアが取りこぼした、怪人を彼女が代わりにやっつけてる?



ゼノク。西澤はあの隠し通路を再び調べてみることに。リスクはあるが、やはりあの女…泉憐鶴がなんであんな場所にいるのか。
彼女の世話役の姫島はゼノク医療チームの1人。

この「泉憐鶴」についてもっと調べたら、ゼノク医療チームについても多少なりともわかるかも…。



本部でもゼノクには裏があると読んでいた。ゼノクでは西澤室長がリスクを承知で、密かに真相を突き止めようとしている。
…なら、支部の小田原司令はどうなのか?


宇崎と小田原の通話。


「ゼノクの裏の人間?俺は知らないぞ」
「小田原司令、そうですか…」

「近頃SNSで話題になっている怪人だけをターゲットにする、『闇の執行人』はご存知ですよね」
「それは知っている。あの包帯女のことだろう?レンカクだっけ」
「そう、そいつです。本部では偶然、鼎といちかが目撃した以外は誰も見てないから不鮮明で…。
いちかは彼女の素顔の一部を見てからショックなのか、メンタルやられてしまいまして」

「今現在の時任は?」
「そこそこ元気になりましたよ。彼女については一切話さないですが」


話さない?


「ゼノクは謎が多いから、西澤と本部・支部で謎を探るしかないですかね〜」
「宇崎、これは遊びじゃないぞ。怪人の残党はまだいるんだからな」

「小田原司令、ゼノクの狭山と二階堂なら何かしら知ってそうですが」
「それはないだろうよ」



これは組織の表の人間・紀柳院司令補佐と裏の人間・「闇の執行人」泉憐鶴の話である。

そこそこ平和にはなったものの、新たな脅威が迫っていた。


ねっむい


話題:ただいま
支払いと買い物から帰ってきましたー。異常に腹が減るし眠い。
携帯止まるのは回避されたが、期限ギリギリは初めてかも。


なんか昼食べたのにいまいち食べた感じがしないんで、オートミールとオートミール用スープの素を買ってきた。小腹満たし用に。

永谷園のオートミール用スープの素、前々から気になってた。
3種類あったうちの、サムゲタン味とごま豆乳味の2種類を買ってみた。見た感じ、サムゲタン味が人気っぽい。


もしかしたら生理が近いのかもなー。帰宅後、惣菜パン食べました。新商品の北海道じゃがいものコロッケサンド、うめぇ。



異常に眠いのと、腹が減るの、なんなの…。寝たくても寝れないじゃん。


忘れちゃいかんだろ、自分


話題:おはようございます。
昨日の拍手8個ありがとうございます。すっかり携帯代の支払いを忘れて気づいたら支払い期限が今日だった…。

今日払わないと、明日から携帯止まる。ヤバい。


今日午後に買い物行くと親父には言っておいたから、行く時に先に支払いあるからコンビニに行きたいと言わないとかなりヤバい…。

今月はコロナワクチン接種が下旬になったせいで、払うタイミングがギリギリになってる…。
どっちにしろ、今日中に携帯代支払わないと明日から携帯止まります。止まる。



今日は大奥観なくては。家光編のターニングポイントらしいし、浜尾ノリタカがどう出てくるのかが気になる。捨蔵役らしいけど。
あらすじ見たら、女将軍家光誕生の話になるみたいだなー…。春日局がまたなんかしそうなんだよ、家光編は…。


リバイス観てたら浜尾ノリタカって意外に顔立ち濃いような。リバイスでは研究者役だっただけにハマっていたが、大奥は時代劇だからどうなんだろ。狩ちゃん…。


リバイスの時点で浜尾ノリタカ、終盤の演技が迫真すぎてヤバかったからな〜。ジュウガ戦は神回。
たった2回しか出なかった仮面ライダージュウガですが、強烈なインパクトを残したよね…。


リバイスって、ヒロミさんが至るところでメンターとして出ているような…。リバイスのメンター的存在、五十嵐家の父ちゃん・元太もか。
ダディもさくらや花にアドバイスをしていたあたり、メンター的存在でもあったのか…。

大二の目を覚ましたのもヒロミさんだし、父親の真澄への復讐に取り憑かれていたジョージを救ったのもヒロミさんなんだよな…。
ジュウガ戦は一輝にいのおせっかいもあるけど、ヒロミさんの方が強いと思う…。
リバイスのメンター的存在、元太と真澄のダブル父親とヒロミさんだよな…。


番外編 オモテとウラ(下)

屋敷内では何やら騒がしい。いちかは注意深く様子を見ている。


さっきからなんか音がすんごいしてる…。怪人出たのかな。中見えないからわかんないよーっ!



本部でも司令室でモニターを凝視しているが、場所が個人宅な場所だけに外観しかわからない。わかるのは通信から聞こえる状況。


「いちか、何かあったか?」
宇崎が呼び掛ける。

「なんか騒がしい感じしてるんすが、屋敷内部がいまいちわからないんでなんとも言えないです」
「もう少し様子をみていろ。もうすぐ御堂と桐谷が到着する」

「ラジャー」



屋敷内部。憐鶴(れんかく)はメイド服から動きやすい格好へといつの間にか着替えていた。姫島は夫婦に避難を促す。


「怪人が出たようです。ここは憐鶴さんに任せて逃げて下さい」
「逃げろと言われても…」
奥さんは怯えている。

「じゃあ、このリビングダイニングから出ないで下さい。憐鶴が『確実に』仕留めますから」


仕留める?


屋敷内では強化態の怪人が怪人態でどこから出てきたのかわからないが、暴れている。

憐鶴は対怪人用の鉈を出し、容赦ない攻撃を繰り出す。今回は依頼人から屋敷に潜む怪人の「殲滅」と依頼されたのでかなり荒々しい戦い方。血も涙もないくらいに冷酷。

憐鶴に来るターゲットの怪人はほとんど人間態だが、稀に怪人態を相手にすることもある。


憐鶴はその包帯姿の異様な出で立ちとは裏腹に、戦闘力が高い。
辺りに怪人の血が飛び散っても気にせずに攻撃を続けてる。怪人の血の色は赤ではないが、なかなかのスプラッター。

「強化態はしぶといな…」
憐鶴は装備を変え、さらに追い討ちをかける。



御堂から通信が入った。

「いちか!解析班からの情報だ。屋敷内部で強化態と憐鶴が交戦してる」
「内部で交戦中!?」
「お前はそこにいろ」

「ら、ラジャー…」


いちかは恐る恐る様子を見ていたが、音が激しくなりますます内部が気になることに。
彼女は御堂の言葉を聞かず、屋敷へさらに近づいてしまう。半開きの門から入ってしまっていた。庭が見える。広い庭。
大きな窓ガラスが見えた。そこには屋敷の夫婦らしき姿が。避難出来ずにそこにいるしかなかったんだ。

さらに見てみると、音は違う部屋付近から激しく聞こえている。
あの夫婦がいた場所はリビングっぽかった。怪人は別の場所にいる。



いちかは憐鶴と強化態が交戦している現場を見てしまう。なんて激しい戦いなんだ。

窓ガラスが衝撃で割れた。


憐鶴と強化態はそんなことを気にせず、互いにダメージを受けながらも戦闘中。

いちかは憐鶴がこっちを見たような気がしてびくびくしている。怖い。…怖いよーっ!!


闇の執行人だ…この人…!


憐鶴の戦闘スタイルが容赦なくて、いちかは涙目になっている。動けない。



本部では屋敷内部が見えないため、もやもや。


「朝倉ー!例の屋敷の防犯カメラ、ハッキングはまだかーっ!」
「今、神さんがやってるわよ!!」

宇崎と解析班のやり取りが激しい。宇崎は解析班にハッキングを頼んでいた。
屋敷には防犯カメラがある。その映像さえ見れれば内部の様子が少しでもわかるのだが…。

鼎はモニターをずっと見ている。


通信からいちかの悲鳴が聞こえた。映像は屋敷の外観のまま。

「いやあああああ!!」
「どうしたいちか!おい!!」


反応がない。いちかに何があったんだ!?



そのいちかは憐鶴と強化態の戦いに巻き添えを喰らっていた。また割れる窓ガラス。
割れたガラスが飛び散る中、いちかはガラス片で顔の包帯の一部が切れた憐鶴の素顔のほんの一部を見てしまう。あの叫び声はこの悲鳴だった。


憐鶴はレースカーテンをビリビリに破り、切れた包帯の応急処置をした。口元をカーテンで隠している。
彼女的には姫島以外に素顔を一部でも見られたことが屈辱的だったらしい。

いちかはすっかり怯えてしまい、通信どころじゃない。


憐鶴はゆっくりと歩み寄る。

いちかは腰が抜けてしまい、動けない。憐鶴の背後には怪人。
憐鶴は怪人が攻撃するタイミングで、背後を一切見ずにひと突きで倒した。怪人の血しぶきを浴びる憐鶴。


憐鶴はいちかにこんなことを言った。

「あなたは私の素顔を見たこと…黙っていて下さいよ。都合が悪いですから…」


感情なんてない、冷たい言い方だった。鼎とは違う圧を感じる。
姫島は憐鶴を見つけたらしく、駆け寄ってきた。


「憐鶴さん、血まみれじゃないですか…。まさか包帯…切れた…」
「戦闘で切れてしまいました。応急処置はしましたが」

姫島は床を見る。ガラスが飛び散っている。
「ガラスで包帯が切れてしまったんですね。また包帯を巻き直さないといけませんねー。血まみれだと帰れないですし」

いつの間にか憐鶴と姫島は姿を消していた。



解析班が屋敷の防犯カメラのハッキングに成功したのは、戦闘後だった。
それはあまりにも荒々しい戦闘の痕跡に怪人の血が残されていた。憐鶴の姿がない。爆破なしで倒した…?


映像では怯えるいちかに駆け寄る御堂と桐谷の姿も見えた。
「いちか、大丈夫か?何か見たのか…?動けるか?」

御堂が必死に呼び掛ける。

「たいちょー、あたし…見てはいけないものを見てしまったかもしれないです…。タブーを見てしまったような感じがするっす」


見てはいけないもの?


「憐鶴さんの素顔の一部が見えたんですが…あれは…ダメだ。怖くて言えない…!」


憐鶴の素顔の一部?いちかは一体何を見たんだ?


「あの時の悲鳴ってお前だよな?」
「…うん」
「立てるか?」
「…な、なんとか…」

いちかはよろよろと立ち上がった。
ふらふらしながら組織車両へ乗り込むいちか。桐谷はいちかを落ち着かせようとしている。さすがにこの状況なので運転は御堂がすることに。


「何を見たかはわかりませんが、ひとまず落ち着きましょう」
「きりやん…優しいんだね…」

いちかはいつの間にか泣いていた。



本部。いちかは相当ショッキングなものを見たのか、救護所へ行くことになった。
完全にショックを受けた影響で、メンタルがやられてしまってる。彩音が付き添ってあげた。


「あやねえ…私……しばらく立ち直れないかも…」
「いちか、何があったの?」

「あの屋敷で憐鶴さんの素顔を見てしまったの。ほんの一部なんだけど…ずっと脳裏に焼きついてて…」


そこに鼎が入ってきた。

「いちか、お前…大丈夫じゃないだろ。あれから様子が変だぞ」
「うん…きりゅさんも心配してくれてんだ…。
きりゅさん、憐鶴さんのこと…気になっていたんでしょ。たまたまなんだけど素顔の一部、見ちゃって…ショック受けてる…。
しばらく立ち直れないかも」


いちかはずーっとうつむいている。とてもじゃないが、あれは言えるものではない。

憐鶴さんの素顔…一部しか見えなかったけど…あれは…。嘘だよね!?
あんなことあり得るの…。思わず叫んでしまったけど顔が…。顔が……。あれが重度の怪人由来の後遺症だって言うの!?


なぜ憐鶴が、顔全体に頑なに包帯をしているのかわかった…。
世話役の姫島が必要な理由も。



姫島はあの屋敷での戦闘中に、憐鶴と自分の荷物を組織車両へ積み込んでいた。

苗代と赤羽も合流。今回協力者2人は車を用意しただけ。それと運転手だけに呼ばれた。


姫島は車内で協力者2人にこんなことを「強め」に言った。

「ゼノクへ急いで行って。いい、2人とも。
今から憐鶴の包帯を外して取り替えるけど、戦闘後だから時間がかかるの。いい、『素顔は絶対に見ないで』。
ミラーチラ見も厳禁よ。わかった?」
「は、はい…」

苗代と赤羽、姫島にびくびくしている。


この特殊請負人用車両には、通常の組織車両にはないものが積んである。

その1つが小さめの衝立だ。運転席と助手席から、後部座席が見えないようにするためのもの。
姫島が憐鶴の包帯を取り替える時に使用しているが、戦闘後は毎回衝立を使用している。なぜなら替えるのに時間がかかるからだ。怪我をしていることもあるため、時間がかかると推測される。

だから協力者2人は憐鶴の素顔を知らないわけで。


衝立の中では姫島が慎重に憐鶴の包帯を外していた。


「ひどい戦闘だったのね…。血まみれよ。怪我してない?」
「ガラスで切ったかもしれません」

やがて憐鶴の包帯が全て外される。角度の関係と髪の毛で隠れてしまい、素顔はほとんど見えない。
姫島は憐鶴の素顔を見慣れているため動じないが、そもそも姫島はゼノク医療チームの1人なのでこの重度の後遺症を理解していた。


慎重に消毒をする。ガラスで切ったらしく、小さな切り傷が頬に出来ていた。

「いたっ」
「消毒薬が傷に染みたのね、もう消毒は済んだから大丈夫よ。では…新しい包帯を巻くわね」
「綺麗なシルエット、お願いします」

「やっぱり気にしてるのね…顔のシルエット。だって憐鶴さんは…」
「それ以上言わないで下さい。今は苗代さんと赤羽さんがいますから…」

「そうだったわね」



約2週間後。鼎はようやく立ち直ったいちかからあることを聞いた。


「いちか…無理して話さなくてもいいのに」
「憐鶴さんのあれは重度の後遺症なんてもんじゃないです…。あれはあまりにも…やっぱり言えないよ…。
あの包帯の理由がわかってしまってから複雑で…ずっともやもやしてる」

「…そうか……」
鼎は泣きそうになるいちかの頭をぽんぽんした。いちかは少し落ち着いたらしい。

「きりゅさん…」
いちかはようやく顔を上げた。



ゼノク地下・憐鶴の部屋。

憐鶴は点滴を受けていた。厳密には栄養剤の投与だが…。


「姫島さんがいなかったら、私明らかに死んでましたよね?この状態じゃあ、食事すら難しいんですから。ゼノク医療チームには感謝してますよ。
あの…この重度の後遺症、治せるのでしょうか…」
「加賀屋敷・志摩・嵯峨野に聞いてみますよ。私もゼノク医療チームの1人なのでチーフの加賀屋敷がここへ来たら、治療の段取りが出来たと思ってもいいかもしれないです」

「怪人由来の後遺症って治療が難しいとは言いますが、私は…この包帯がいつか外せればいいと思ってます…」
「あの隊員、大丈夫かしら。あなたの素顔をちらっと見てしまった子、いたじゃない…。たまたまだろうけど」

「あれは本部の隊員ですよね。紀柳院司令補佐がいる本部の…。紀柳院鼎…」


同じ組織の表の人間と裏の人間が再び直に会うなんて、到底考えられないが…。

だが、憐鶴は鼎がますます気になる一方なのであった。





めちゃくちゃシーズン2(仮・未定)に直結する感じになってしまった…。

表の司令補佐と裏の執行人。

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