続・徒然なるままに
今も続く金融危機とその処方箋とは? | 推摩 一黙のブログ(仮)
2023/03/30 08:01
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■今も続く金融危機とその処方箋とは? | 推摩 一黙のブログ(仮)

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2023年03月25日 17時11分42秒
テーマ:世界経済・政治は混迷し嵐がくる予兆!?
桜が咲き始めて温かくなりましたが、皆さまはどうお過ごしでしょうか?
野球でもWBCで見事に日本チームが優勝しおおいに盛り上がりましたw
まあ、その陰でせっかくの外交成果(岸田総理によるウクライナ電撃訪問)が影が薄くなってしまったのはご愛嬌として……
今現在の世界は、なんか忘れられてる感がありますが、欧米や中国、隣の韓国などで経済危機というか経済破綻というかが進み、金融危機の瀬戸際となってしまっています!?

そして先週の話ですが、破綻しかけたスイスの金融大手クレディ・スイスは、同スイス大手金融銀行のUBSが救済合併することで決まりました!
これで米国に端を発した金融恐慌は、ひとまず落ち着く格好になりそうです(-_- )
し・か・し、これで危機が脱したという訳ではなく、今後の推移を金融当局、金融関係者は固唾を呑んで見守ってる……というのが正直な感じです┐( ̄ヘ ̄)┌

と、いいますのも、FRBの利上げに端を発した現在の欧米金融市場の恐慌は、まだ始まったばかりで米国の銀行や欧州各銀行の不良債権、そして以前から『危ない危ない♪』と言われていたドイツ邦銀が抱える不良債権予備軍の山CDSが控えていますからねぇ(  ̄ー ̄)y-~~

ですが、問題を抱えているのは欧米だけでなく、中国という現在、絶賛バブル崩壊中の大問題国が存在します!?(爆

中国の場合、七年前(2016年)に株式市場バブルが崩壊し、それから五年騙し騙しに保たせた中国経済でしたが、ちょうど二年前に恒大集団をはじめとする不動産バブルが崩壊し、今現在、バブル崩壊の連鎖は地方財政と金融に連鎖しはじめています!

だいたいが中国の金融は今、潰れたくなくて更に借金ふくらまして、政府はスルーしてんの(呆れ
そもそも人民元は元々刷り過ぎ……とかいう以前に、公然と“偽札が刷られてる”状態です!? 
それも何十兆円も!
それで総人口の倍以上の鬼城や、採算の取れない高速鉄道を日本の十倍以上営業キロ作っても。
いくら「穴掘ってただ埋める“ダケでも”GDPは計上できる」といっても不良債権が積み上がるだけの“虚飾の宴”に過ぎず何の意味もありゃしない!
ましてや、その結果、積み上げに積み上げた不良債権の額は日本円換算で一京とも二京に達するとも……(絶句
その天文学的な負債――“虚飾の宴”の勘定書きがコレから回って来るんですけど、どーすんでしょうねぇ?(棒(-"- )

まあ、どうするんでしょうねぇ……といっても、既に預金封鎖も取り付け騒ぎも、たくさん起こっててサドンデス状態ですし。
他にも干ばつ水害に蝗害、太陽が三つ観察されるわ……と、王朝末期のフラグ立ての見事にオンパレードで、もはや待った無しの有様ですw

まあ、崩壊するのは別にいつもの事なので(歴史書にも書いてあるし)、別に好きにすれば良いんだが、問題は盛大に周囲を巻き込みそうな点です。
しかも、よりによってこのタイミングで!


とはいえど欧米の、そもそもリーマンショックも、金融緩和で力づくでオサエつけただけで解決はしてないからなぁ
どういうことかといいますと――今から十数年前、一時期いわれた日本が円高で苦しんでる(悪夢のミンス政権時代の)間に、ドイツはPIGS南欧諸国を使ってユーロ高の抑制に成功していたんですが……それも一時の話で、代わりにPIGSの経済がほとんど死に体になった結果、リーマンショックを契機に事実上債務不履行寸前の国が続出し、EU圏全体に暗い影を落としたコトがあったんです┐( ̄ヘ ̄)┌

実は、ドイツの某銀行とか、そのリーマンショックの当時からの南欧問題国向け融資をヤバいくらいに抱えてて、問題が2019年頃から浮き出してて、現在だと破綻の可能性が海外メディアで取り沙汰されてるんですが ( ̄△ ̄;)
事実上、リーマンショック当時から塩漬けした南欧問題国(PIGS)向け融資は、この十年以上の問題先送りで雪だるま式に膨れ上がり、それをなんとかしようとドイツ邦銀は、止せばいいのに中国に手を出したのでした!?
結果、わかっているだけでドイツ銀行が抱えるデリバティブ総額は75兆ドル(約9750兆円以上:ドル円130円レートで)にも上るといわれていて、その『どれほどが』不良債権化しているか? 判らないといわれています(;¬_¬)


☆第二次世界大恐慌はありえるのか?


このように、欧州(ドイツ)と東アジア(中国)で特大級の“経済版核地雷”が埋まっているモノですから、余計に欧米で金融当局が火消しに必死になるワケですが……

実は同じ金融危機でも、リーマンの時と状況は違うのが、頭を悩ませています!?
リーマンの時は、金融危機(金融ショック)という問題だけに集中すればよかったのに対して、現状はインフレ対策、金融ショック、景気のソフトランディングの三っつを調整しないといけないのです!
そして、この調整がめちゃくちゃ難しいというか……どうもムリっぽいっていうのが現状でして(゚A゚;)ゴクリ

ここから舵取りを行うにしても、

・インフレで国民が苦しむのはしょうがないとして、銀行と経済を救う
・金融ショックで銀行が潰れるのが自業自得ということでインフレ対策(利上げ)を継続する
・金融ショックは流動性供給で押さえ込みつつ、インフレは不景気でむりやり下げさせる

というどれか放棄したシナリオの選択をする必要が生じそうなのです┐(´д`)┌



すなわち冷戦後、リーマンショックで中折れがあったにしても延々と継続してきた世界経済の高成長好景気が、ついに“終焉を迎える”コトとなります( ̄_ ̄)
それは、ソ連崩壊、冷戦終結後の世界で無邪気に信じられていた自由主義経済と新資本主義の無謬と、グローバル化とサプライチェーンの国際分業体制のコストと効率性を最適化の追求を至上価値とする考え方が信じられ持て囃された時代の終焉を意味しています。

冷戦終結後から早三十数年――ちょうど十年前から、既に格差拡大や中間層の没落と貧困化競争、移民問題に少子高齢化、先進国の地位地盤沈下と、それと対照的な新興国の勃興――等々、問題はすでに顕在化していました。

しかしその矛盾の顕在化をさらに加速させたのは、『コロナ禍』と『ロシアによるウクライナ侵攻』だったんでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

コロナ禍は、ヒトモノカネの内、ヒトの動きを世界規模でストップさせました。
次にロシアによるウクライナ侵攻は、ヒトモノカネの内、モノの流れをストップさせました
そして今、ついに欧米での金融危機勃発によって、ヒトモノカネの内、カネの信用が収縮しはじめているのです!?

さて、ここで先に挙げた政府や金融当局が取りうる三つの選択肢を今一度観てみましょう!

・インフレで国民が苦しむのはしょうがないとして、銀行と経済を救う
・金融ショックで銀行が潰れるのが自業自得ということでインフレ対策(利上げ)を継続する
・金融ショックは流動性供給で押さえ込みつつ、インフレは不景気でむりやり下げさせる

という、どれか放棄したシナリオの選択を選ばなければならないのですが、現在、アメリカを始めとする当局が選んでいるのは三番目の『金融ショックは流動性供給で押さえ込みつつ、インフレは不景気でむりやり下げさせる』だと見ます。

その理由は――

・一つ目の『インフレで国民が苦しむのはしょうがないとして、銀行と経済を救う』は、問題先送りでさらなるバブルの拡大再生産にしかならず解決策とならない。

・二つ目の『金融ショックで銀行が潰れるのが自業自得ということでインフレ対策(利上げ)を継続する』は社会経済に与える衝撃が大きすぎます。
もし仮に、金融ショック規模がリーマンと同等以上だとしたら、いったん起これば需要に関係無く金の動きが止まるのは間違いないでしょう。
その結果、まず民間では、新規投資から事業の拡大まで計画されていたものが不安や様子見になり、延期や中止になり企業の設備投資が冷え切ります。
当然、企業の雇用や給与ボーナスにも影響が及び、消費も落ち込むこととなります。
そこで政府の公共事業の出番になるのだけど、日米以外の大抵の国は、財政規律の問題で縛られてる国が、先進国途上国関係なくほとんどですから、そっちの動きも鈍くなるのが目に見えています。
すなわち世界規模のデフレスパイラル――日本が苦しめられた『失われた十年、二十年』と呼ばれた経済成長率の低迷と景気の落ち込みに、今度は世界全体が襲われるコトとなります!?
この状態は、まさに『第二次世界大恐慌』と呼んでよい低迷と断絶(経済ブロック化)の時代となりますので誰も望みません!

――ですので、当局が選んでいるのは『金融ショックは流動性供給で押さえ込みつつ、インフレは不景気でむりやり下げさせる』という三番目の選択なのです。


☆需要を生み出せるのは政府の財政出動(公共事業)のみ


さて、現在、欧米で起こっている巨大な金融危機が、社会全体にこれ以上の大混乱を起こさないよう押さえ込む為にFRBをはじめ世界の主要金融当局は(日本以外は)実は今までとは矛盾した金融政策を打っています!?
それは――

●米銀、FRBからの借り入れ20兆円に急増 リーマン超え

2023/03/17
米連邦準備理事会(FRB)は16日、銀行からの資金借り入れが15日時点で1528億ドル(約20兆円)に急増したと発表した。
リーマン危機時を抜いて過去最高を記録した。
相次ぐ米銀の破綻で金融市場は動揺しており、資金繰りを「最後の貸し手」である中央銀行に頼っている。

FRBは金融機関が資金繰りに行き詰まることを避けるための安全弁として、民間銀行向けに貸し出しを実施している。
8日時点で45億ドル強だったこの融資額は一週間で33倍に急増した。
10日以降に米銀シリコンバレーバンク(SVB)などが相次ぎ破綻し、市場で資金のやり取りが細っているためだ。

この貸し出しは金融危機時などに急増する。
これまでの最高はリーマン危機後の08年10月末につけた1107億ドルだった。
金融機関はかつては経営不安の噂が流れるのを警戒して、FRBからの借り入れを敬遠する傾向にあった。


――という上の記事にもありますように、金融危機を阻止するためFRBが莫大なドルを銀行に供給しており、その額は銀行向けの融資額が一週間で1528億ドル(約20兆円)に急増、33倍になるほどになっています!?
この額は既にリーマン危機後の08年10月末につけた1107億ドルを越えており、さらにいいますと去年から、ここのところ矢継ぎ早に行ってきた金利引き上げとは真逆の金融緩和というコトになります!?

この事はなん重にも矛盾を孕んでいます。
そもそもFRBが利上げは、米国内のインフレ退治の為であり、バイデン政権がコロナ禍のアメリカ経済を下支えする為に減税や給付金で大盤振る舞いした金融緩和の“後始末”というか。
一転して金融を引き締め、ドル高誘導で米国内外にバラ撒いたドルを回収して、いわば“力技で”インフレを抑え込もうという金融政策でしたっ!

さて、先日の記事でも説明しましたが、矢継ぎ早の金利引き上げで、結果として長期国債と短期国債の金利が逆転する『逆鞘現象』が引き起こり、結果としてSVB(シリコンバレー銀行)やクレディ・スイスといった長期債権を多く保有する企業が苦境に追い込まれるコトとなったのですから、まあなんとやら┐( ̄ヘ ̄)┌ですな。
結果として、金融引き締め過ぎた結果、ファンド等の資金繰りを悪化させ、そのまま信用収縮の悪循環に陥り今の欧米の金融危機を招いてしまったワケですが……

問題は、当局が意図したほど、金利引き上げ=インフレの抑制につながっておらず、更なる利上げの悪循環を引き起こしているコトです!?
これには、今の欧米のインフレが『単なる通貨量の過剰供給の結果』というよりも、もっと別の――物流と資源エネルギー供給が需要に追いついていないコストプッシュインフレの結果、インフレが進んでいるのと。
同じく人件費に関しても、労働市場のミスマッチで、求人市場に働き手の労働力の供給が追いつかず(コロナ禍からの休職者の職場復帰や、移民難民の流動性が滞りにより)その結果、給料や待遇を高めても労働力が足りず、人件費のコスト上昇がそのまま物価を押し上げる一因となっております(=◇=;)

すなわち

・モノとエネルギー価格の高騰と流通コストの上昇
・人手不足による人件費の引き上げ

という金融以外の要因がインフレを押し上げる原因となっていますので。
本当の話をいいますと、今現在、FRBが行っている金利引き上げによるインフレ退治は『徒労っ!』といってしまってはなんですが効果を発揮せず無駄に終わっています。

では、どうすべきだったか? といいますと――金利政策に関しては、引き上げはむしろ程ほどに抑えておくベキでした!
インフレ抑制に金融当局の金利引き上げは“利かない”とはいいません。
しかし先にも述べたように、物価上昇の要因の主たる原因が金融コストではなく、コストプッシュインフレの物流や供給生産力、人件費に関する金融以外に拠るモノであるのですから、金利をただ引き上げても無駄なばかりか害の方が大きいでしょう┐( ̄ヘ ̄)┌

では、どうすべきだったか?
ここで主導的に動くべきだったのは金融当局ではなく、政府でした。
何故なら、雇用市場のミスマッチや物流流通の停滞を解消する為、エネルギー資源の確保や生産の増大を促すコトができるのは政府当局であり。
政府ならば、規制緩和や各種許認可の認可を下すコトでこれらの後押しを行うことができますし、問題解決を図ることもできます。
後は……辛抱強く“待つ”コトも必要です。
すなわち例えば供給の不足解消は『時間が解決してくれる』のを期待して待つコトも重要です!

人事を尽くして天命を待つ――という言葉もありますが、金融政策にしろ、雇用の人手不足や物流の停滞、エネルギー、穀物、鉱物資源などの供給確保などで打てる手を打ったならば、それ以上は焦らず無駄な努力はせず“時間経過で問題解消していく”のを待つというコトも大事です!

無論、一時の物価高騰などで国民生活が脅かされるなら、補助金給付金等でインフレの痛みを抑えたり、節電や節約などを通して社会全体が不足する供給を共に分かち合うように協力を訴えたり。
そして政治家には何よりも、政府広報やマスコミへの周知で、国民への説明と理解を求める努力が必要なんじゃないでしょうか?

それを力づくで――例えばFRBの上り一本調子の利・上・げ・とかのように、無理矢理にインフレを抑えようとしても、現在の金融以外のコストプッシュインフレが主因の物価高の状況下では、インフレが抑制できないばかりか、逆に副作用で金融危機を誘発したりとした別の危機を引き起こしたり、状況をさらに悪化さしてしまいかねません!?

では、FRBはアメリカの当局はどうすれば良かったのか? といいますと――

・コロナ禍下での米連邦政府の大盤振る舞いで増えた金融流動性の回収目的で、FRBに金利引き上げを行わせるにしてもそのペースと上げ幅を抑揚し、長期国債と短期国債の金利差逆転などの副作用や通貨高の影響を考え監視を怠らない
・その一方で、規制緩和や許認可の迅速な認可で物流のスムーズ化、雇用市場に労働者が戻りやすく務める一方、シェールガス・オイルの採掘を促進し輸出体制の整備に補助金等を出し減税を行い増産を奨励する
・この他、米国外の資源エネルギー国からのエネルギー鉱物資源、穀物などの輸入を促進し。
・生産の現場も例えば、中国に代わる供給網が必要意ならその再編成を急ぐ政策を促進する
・以上のような形で、今できうる限りの手を打った後は、状況に応じて修正や追加の政策を打ちながら辛抱強く効果が出るのを待つ。
・最後に「ただ漫然と待つ」のではなく、国民に現状を正確に伝え、インフレ抑制に協力を求める広報を打つ。
危機感を伝えたらパニックや不満を国民は持つのでは? と思うのかもしれないが、日本やアメリカなどの一定以上の教育民度を持つ先進国なら下手に隠すよりも正直に伝え「『国難(インフレ)』を国民一致で頑張って解消しよう!」と働きかけた方がたいていは良い方向に回るし、その為の方策を示せばその方が安心を与えることができる。

――とかでしょうか?(  ̄ー ̄)y-~~
まだ他にもあるかもしれませんが、もし思いついたら教えてくだされw(・∀・)


☆最後に……


そもそもコロナで各国が支援の金をバラ撒いたから金がタブつき、物価上昇局面になりそうなところで、ウクライナ侵攻が物価高を後押しました。
そこで物価上昇を抑えるためにダブ付いている金を預金として回収する目的でFRBが金利を引き上げたんですが、その上昇が銀行が保有している満期前の古い国債(長期)の価格低下を招き、銀行の自己資産が目減りして、そこから金融不安や破綻する銀行が出始めてしまいました!?

そしていったん金融機関(投資機関)の破綻がどこかで起こると、後は坂を転がるように破綻の連鎖が始まりかねません!?
そんな金融破綻ドミノを食い止めるために欧米の金融当局は、それまでの金利引き上げ金融引き締め政策を一時的に取り止め、破綻した&危ない金融機関を救う為に再び金融緩和に踏み切らざるを得ませんでした┐( ̄ヘ ̄)┌

馬鹿馬鹿しい話ですが、それが今の大恐慌の再来か!? と震え上がっている世界の現状です!?

さて、そんな世界の中で日本は
「日本て極端なインフレになってないのは、もしかして金融当局が優秀なんじゃねえ?」
と注目されています。
外野の野党とか、財務省のいいなりで片棒担ぎのマスゴミに電波芸者なアホな経済評論家とかは、150円かそこらの円安で「まるで明日にもニッポンがヒックリ返る」かのように大騒ぎし、欧州や韓国などの他国の後追いをしてFRBの利上げに追随しない日銀を非難しまくっていましたが……ドッチが正解だったのかは最早明らかでしょうw

金利も上げもせず、下げもしない。
そんな「あえて動かなかった」ニッポン(日銀)が結局は正解だったんです( ´,_ゝ`)プッ
これは今回解説してきたよーに『コストプッシュインフレ下の物価高で無駄に利上げしても意味がない――というよりむしろ害悪である』のと。
日本のエネルギー・食料分野での長年の安全保障政策と多角化の積み重ねが生き、欧米ほど急激かつ国民生活に致命的な支障をきたすようなインフレが起こることを防ぎ、物価の抑制を(これでも)良好に行えております。

日本は外的要因が主ですが(FRBの利上げ、エネルギー資源価格の高騰)ようやくデフレから抜け出そうとしています。
今は、まだまだですが、このまま物価の上昇が、投資の増加や賃金の上昇につながり上手く回って行きさえすればアベノミクスで本来狙いであった『日本経済(内需)の自律的成長路線への再起動』が成し遂げられるでしょう。
その時、日本の今の「円安基調」は追い風となるでしょう!
無論、財・務・省・がっ、無用な横槍(増税や消費税引き上げ)とかやらなければとか、いろいろと条件はありますが、まあネットの普及や今までの反省から、いいかげん日本国民も気付いてきていますので、そうそうはコレまでのような好き勝手はさせないと思いますがっ(棒

とりあえず繰り返しますが、円安の方がいいんですよ!

実際、円安で最高益連発して法人税増収したんですし(  ̄ー ̄)y-~~
税を取り易いからとかという下らない理由で消費税とかで庶民から取るより、企業に儲けさせて税金とった方が効率いいんだが、日本の為になるから(あと、増税を狙う財務省には不都合だから)マスコミは円安を攻撃してくる!
いえ、そんな日本の益より害になる煽動工作をしいて来るTVや新聞はマスコミじゃなく“マスゴミ”と呼んで区別すべきでしょう!
特定アジアを“特亜”、立憲などの日本の害にしかならない野党連中を“特定野党”といって他と区別するように!

……まあ、熱くなって話が脱線しましたが戻しますと、金融危機が叫ばれるこの世界中の中で、日本は比較的安定した立ち位置を維持しています。
その秘訣は、なんといっても経済的に強靭で豊かで安定しており、衰えた衰えたと言われますが本当は産業力技術力もまだまだ高くシッカリしており、その上に三十年以上今現在も世界一の金持ち国の座を守る=海外工場や鉱山、農場、油田などを持つGDPじゃなくGNPで国力を計算すれば、その真の経済力は今の倍にもなる実力の国家であり。
外には、国際的な信用信頼の厚い主要先進国としての地位を築き、今もシッカリと守り。

その一方で、内には、海外から見ると『おかしく思えるくらい』自己評価が低く、自虐的で、相変わらず社会の改善点を「まるで重箱の隅をつつくかのように」探しているという常に自己改革を模索する生真面目さが変わっていない国民性ですからねっ( ´,_ゝ`)プッ

海外から見れば、まあ、こんなにイヤミな国民はいないでしょう!w
まるで天国の住人のようなのにそれでも満足していないんですから!w
……まあ、その日本で住んでれば「天国の住人の悩み」だといわれようが、不満な点、もっと良くしていける点が日本にもまだまだありますので。
ですが、その一方で、繰り返しますが、日本は貶め悪しくいわれるような国でも社会でもなんでもありません!
むしろ欧米と比べたら日本はぜんぜん健全な国と社会の共同体を築けてるだろうといえるでしょう。

対して欧米は――今回取り上げて来た金融業界一つを考えても日本と大きく違います!?

それは特に『金融マフィア』とでも呼ぶべき欧米の金融資本主義市場主義者達です。
実はと言いますと彼らは社会の血液であるお金を流す(運用する)上で今の社会には必要不可欠な心臓というか血を生み出す骨髄のような存在なのですが……いつの間にか内側から米国という肉体を乗っ取る化け物と化しています。

そしてひたすらに自己目的――資産(カネ)を増やすという目的に特化して、その為に必要な栄養(利益)を米国に取り込むために他国をグローバル化の名の下、食い物にしようとしてきました。

しかし、それで富という栄養を得るのは金融資本主義市場主義者達だけで、米国内でも歪な富の寡占が蓄積が、空虚な数字の積み上げがなされて行くだけです。

結果、骨髄(金融)に栄養は溜まり血の量が増えたように見えても、国という体の末端、筋肉や内臓神経といった一般国民、実体経済には富の恩恵という血が回らない事となります。

その行く先は癌と化した骨髄の崩壊か、際限なく外からく富という栄養を求める骨髄の要求に耐えかねた国が倒れるかでしょう――なにせ骨髄(金融)が欲張って「血(カネ)を生むために必要だ」といって体に回すべき栄養を溜め込むのですから。

そうではなく、血(カネ)を生み出すために血(カネ)を作るのでなく、充分に溜まった血(カネ)を体の隅々まで流してその血(カネ)から栄養(富)を体の各所に分配させ、新しい細胞(社会インフラや産業)を作り出させて健康で活発な肉体(社会)に生まれ変わらせるコトが、本当は求められている事でしょう。


……と、まあ、例えがまた、湾曲で判りにくかったかもしれませんが、私は今のアメリカの問題(特に金融資本主義市場主義者達ついて)を、そういう風に見ていますし、昨今の金融危機も元から辿れば、そうした富の寡占、資本を増やす為の目的を間違えた経済活動金融投機が金融危機という災いを膨らませ招いてしまったのです。


まあ、日本についても欧米の金融資本主義市場主義者達ではありませんが、財政規律と増税対策政策しか見てない似たようなのがいますからどうにかせねばなりませんがっ(-"- )

なんにしても日本と欧米では似ているようですがやはり違います。

そして結局、それぞれの国の国民が――両国とも政治家官僚も国民として含めて、自分達の前にある課題を一つ一つ乗り越えて行くと共に、どれだけ現実に即した社会改善・改良そして良い点を強化していけるかで今後の運命が決まるのではないでしょうか?

さて、皆様はどう思われますか?
ではでは、また次回お会いしましょう!









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