特別な人
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2013.12.11 01:05 Wed [恋愛]
月明かり照らされた2人 同じ夢をみた

すっかり、お馴染みになったラブホ。当たり前みたいにすぐにお風呂にお湯をためてくれる。

「マジで今日は時間ないからね?
明日、仕事だし。」とわたし。

『休憩な!2時間半で出ような(笑)』とカレ。

そこから、カレが携帯を開く。
恒例のゲームね(笑)
会えなかった間の進行度発表。
指さして一個ずつ説明。
わたしも話したくて、自分の携帯を手に取って開くと…

『オレの話し。聞かない気?
じゃ、教えなーい!終わりー!』

携帯を閉じる。
Sスイッチ入ってますね。

「ごめんって!聞きたいよ?
意地悪言わないで?」

素直に謝ると被ってたニット帽をぐっとさらに深く被らされる。何も見えなくなる。くしゃくしゃって頭を撫でる。
ご機嫌のご様子(笑)

そのままカレの話は続く…

そっから、1時間ですよ?
まぁ、わたしも話しましたし、大スキなネタですけど。休憩だってば!
2時間半で出ようなって言ったよね?

タイムリミットは、あと1時間になりましたわ。その間、何度か時間ないって言いましたよ。

『フロ入るかー。』

「うん。フロ入って帰ろ?」
結構マジね(笑)

『だな!帰ろうか?』

『いいの?』

「…やだけど…いいよ?」

『もう少し一緒にいようか?

もう少し一緒にいよう!』 きゅん!

今日は、随分甘いんだね。
優しい声で恋人みたいに言われると、もう時間もいいかなって。

わたしは「うん!」て頷いた。
たぶん、めちゃ女子な顔だったと思う。

『じゃ、フロ入ろう!

一緒に入るよね?』

「…うん。」

わたしね。こんな性格ですけど、ホント照れ屋なんですよ。カレもよく知ってる。知っていて、言葉を続けた。

『さえさん?一緒に入りたいの?』

言わされるパターンのやーつ。
自信がなければ言えないよね。
わたしが絶対に言うって、分かってる。
でも、こうゆうとこがスキなんですよ。

「…入りたいよ?」

満足そうにニヤリと笑う。

「そのキャラなに?」

『オレは、いつもこうだけど?
知ってるでしょ?』

「…シッテマス…」

めちゃ、いいわー。

『先に入ってて!タバコ吸ったら行くー。』

わたし寝るとこだったので、お風呂済みですがね。

1人で湯船に浸かる。
ジャグジーのスイッチを押す。
すぐにカレが来る。

浴槽に向き合って座る。

「バブルバスにしたい!」

了承を得てバブルの素を入れると、一気に泡あわ。しかもカレの方ばっかり(笑)

「そっちばっかり、あわー」

『こっちおいで!』手を引く。

カレに抱っこされて、胸に寄りかかる。
カレがわたしの膝を抱いて、将来の夢の話をしてくれた。幸せだなーって。
あのまま帰らなくて良かったよ(笑)

しばらくして、カレが立ち上がる。

『さえさん。洗って?』

カレのそばに行って、ボディソープを泡だてて背中流してると
『オレもフロ入ってきたわ(笑)』
おじいさんか!?

さーっと流して
『出よ?』タオルを渡してくれる。

バスローブに着替えて、ベッドに向かう。明日、仕事だー!なんて、もう心の隅にもなかったな。



続きは、また!!


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