★愛菜なラブミャンひとみ★神話最初のプロポーズ俳句★大石古事記男子^^★恋愛アップおじさん★★★大和系の俵大石流、西行も秀郷^
ここあと花火、線香花火(´;ω;`)
2023/03/15 23:13
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花火

○そこはかと花火開くや隅田川



線香花火

○渦巻きのおもいだすなり線香花火
○手花火にええなあという声やあり
○面映ゆき耳掻きの棒線香花火
○漆黒の念ひとすじに線香花火
○手花火の芯の液体さむかりし
○手花火のつまんで闇のこぼしをり
○花火線香地元にもありそうな海
○新しき環境となり線香花火
○ほそながき無人島なり線香花火
○銭湯に手足のばして線香花火
○新しい好きな匂いや線香花火
○手花火や昔ながらの人の影
○手花火にホームステイの別れかな
○故郷に線香花火やぬれた髪
○手花火やことしのまたを浮かびをり
○手花火やうなじの髪も風呂のあと
○手花火や雨ふりだしてあと始末
○手花火や月東京にかしこまる
○手花火や月出たりけり美濃の貌
○手花火の少女もいなくなりにけり
○手花火や月湯上りに浪の音
○ほろ酔ひの男鼠花火かな
○手花火に池田で恋の話かな
○手花火やあすの気象をテレビ台
○手花火や気象予報士テレビより
○手花火や9時のニュースのテレビより
○手花火や9時のニュースを別の私
○気張らずに瀬戸の海なり線香花火
○宇和島の手花火の子のおはりけり
○手花火の湯も最後なり旅の町
○一日や働いたなあと線香花火
○線香花火テレビながむる地元民
○瀬戸内の湯に手花火と帰りけり
○手花火や瑚有楽くれたり女の子
○手花火や鳥取の夜の野宿せり
○手花火やしやんしやん傘の指す故郷
○山陰の花火線香白うさぎ
○手花火やしろ薄皮の一匹焼き
○儚くもつよき手花火淀江傘
○手花火や伯耆の国の淀江傘
○定宿の手花火みえて鳥取駅
○手花火や海やはらかく灯りけり
○鳥取の海あおきなり線香花火
○神々の経験ありし花火線香
○手花火や鳥取大の女子のこと
○手花火の初発さがすや古代米
○手花火やゲゲゲ屈指の湊町
○手花火や後の命のごろた石
○大阪の天満宮や線香花火
○花火線香東北人の指先
○うつくしきおとこの線香花火かな
○薬には神様いるや線香花火
○子育ての経験やせず花火線香
○お産せず父と一緒に花火線香
○不妊治療それでもいいと線香花火
○こどもだけ周囲に欲しい花火線香
○変化する同世代なり花火線香
○神面のむすびほどけし花火線香
○大石の花火線香無駄に優しい
○手花火のたたずむビルや丸の内
○手花火や今年最後の硝子窓
○手花火や今年最後の手より落ち



花火

○点滅の駅に花火もなかりけり
○山陰の影うつくしき花火かな
○見つめたる向かう合う席花火かな
○音もなく口ひらきける花火かな
○美しき人の自慢の花火かな
○番台の裸みられて花火あり
○揚花火宿はやどなき先の駅
○気になるも好きではないと花火かな
○顔よせて声に音なき揚花火
○良き友の恋に友きく揚花火
○諏訪原の花火ひらきて万治仏
○聞こえたる遠き花火や四畳半



花火

○山彦に帰れぬ人の花火かな
○もう一度痛い痛いと花火かな
○手花火やあざとき女子も客となり
○悪者のわたしの中の花火かな
○遮断されふたりの中や揚花火
○文字通り打上花火しづかなり
○手花火やこよりに我をもち得たる
○手花火やことばとすれば転に学
○静かさやこだまの上の揚花火
○山彦のため息消えて花火かな
○薄紙の端にかなしき花火かな
○手花火の溶けゆく声の明りかな
○又一つ囚われ燃ゆる花火かな
○又一つ胸に落ちたる花火かな
○扇ぎをる度に消えゆく花火かな
○強がりを湛えて仕掛花火かな
○手に移す父母の大きく揚花火
○手花火や隣人たちもいつに消へ
○揚花火かなさり消えて薄衣
○重なりてむかしに遠き揚花火
○手に移す遠くに誰の花火かな
○鳩尾にさびしく落つる花火かな
○橋梁をいくつ渡るや揚花火
○両岸の気魄つらなる花火かな
○行列にふさぐ胸にも花火かな
○競い合ふ幼き頃の花火かな
○塵取りにいいなあといふ花火かな
○花火して塵取り空をながめをり
○美しく掃かれて濡れる花火かな
○塵取の雨に打たれて花火かな
○双眸の海にはじめの花火かな

花火

○いくたびも開く心や遠花火
○一本の明かりも消えて花火哉
○釣桶や門に残して遠花火
○魚桶のなかに開くや大花火
○幾年も心勝の花火かな
○指先の遠き花火や相思ひ
○踊り場に消えて尾を引く花火かな

線香花火

○膝下の線香花火優美なり
○慌てずに線香花火手を渡し
○手花火や闇に溶けゆく憎からず

花火

○手花火やくちびる赤き女の子

花火

○漆黒の手筒花火や噴火せり
○溶岩や手筒花火に空に噴く
○大地より手筒花火の地や割るる
○揚花火いくつ眺めて月の舟
○揚花火胸のはだいて月の舟
○揚花火乳房含まる赤子哉
○東京の花火や聞いてかがり舟
○武蔵野の花火去りゆく風の音
○西人の旅に花火や熱の色
○鄙びたる駅に笑顔の花火かな
○先人や北に向かひて西の花火
○道すがら車も消えて花火哉
○ひとり待つ面影そばで花火かな
○西へ西へ花火の消えた駅に寝る

花火

◯目の内を静かに燃やす花火かな

花火

○巻物のごとくに時を遠花火






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