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会えなくても

「また仕事かよ…」
「わりぃな…」

これで何度目だか、

土方は仕事ばっかで
まともに顔も見てねぇ…
メールが1日に一通あれば良い方、電話はほとんどなくて、あったとしても会えないって言われるだけの内容



寂しい、
とか
会いたい、とかは言わない

今さらって感じだし
「わかった」

これで終了

次はまた一週間後かな?
会えないなら約束なんてほしくない…期待した分辛いだけだから、


「銀時」
「…ん?」


「愛してる…」
「―ッ」

な、なにを言い出すんだ
このバカは…!



「寂しい思いさせてわりぃな…」
「…うん」
「すっげぇ会いてぇよ」
「ッう、ん…」
「…愛してる」

ホントにコイツは、
いつも俺を振り回して、



「俺だって会いてぇよ…」


また期待ばっかしちまう

牧師×悪魔


お前を好きになってはいけなかったんだ…

ましてや愛してしまうなんて





生きる世界も考えも、
なにもかもがちがう、

なにもかも…



俺たちが
結ばれることなんてない



あってはならない





それは神を裏切ること
俺にできるわけがない


そしてお前も、
信じるものは違えど
できるわけはないだろう、
許されないだろう、


だから、
罪を犯すこともできず、
俺は祈ることしかできない、


ねえ

ねぇ

ねぇ?

ねぇ

ねぇ!!

今日はどこに行く?

…俺あそこがいいなぁ、
ほら新しくできた甘味やさん!

え?またか、って?
だって土方どこがいいとか
言わないじゃん?

だから俺が決めて
あげてるんだからね?


ホントは
べつにどこでもいいけどさ



……甘い物とお前がいたら、
俺、さいっこうに
幸せなんだもん?




(君といると行き先はどこも特別に変わるの)

Refusal


―――――side 銀時



いや


巡回なんかしないでよ、
一際カッコイイお前が
町中歩くなんて、
堪えられない
みんながお前に
目を引かれるんだ、



出来ることなら歌舞伎町、
いや、
世界中に言ってやりたい



土方は俺のなんだって、
見ちゃダメって、

でも
お前はそうゆうことを
嫌うってわかってるから、
だから我慢するよ、?

でもお前が接待で
女んとこに行ってるのは
もう許してあげない

他の女の匂いを纏ってるお前なんて嫌い、だいっきらいなんだから
血も一緒、
屯所も、






―――――side 土方



おい



いいかげんにしろよ?
ぶらぶら歩き回りやがって

一際綺麗なお前が
他のやつらの
視界に入るなんて、
堪えられない



出来ることなら歌舞伎町、
いや、
世界中に言ってやりたい



銀時は俺のもんだって、
見んなっ、近づくなって

出来ることなら
閉じ込めてさえしまいたい


でも
お前はそうゆうことを
嫌うってわかってるから、
だから我慢してやる

でもお前がどっかの男と
飲みに行ってるのは
もう許さない

夜の仕事で
他の男を接待しているのも
許さない


他の奴の匂いを
纏ってるお前なんて嫌いだ、


香水も、化粧も一緒、
酒も、タバコも、

ギタリスト×ボーカル


「…土方あ」
「んだよ」
「今日のサビだけどさ?」
「…適当に盛り上げてくれたらいい」
「そう?ならおまかせで!」
「んじゃ行くぞ」
「オッケー!みんな行くぜ!」



歓声のなか俺の歌声が響き
ドラム、
ベース、
ギター、
キーボード

観客の声、

この一体感


ああ、気持ちー






「お前最後とんだろ」
「…あ?バレた?」
「丸わかり、最後半音上がった」
「やっぱ土方にはバレたかあ、晋ちゃんわかった?」
「………」
「……高杉」
「うすうすだな…誰かさんみてぇにネチネチしてねぇからなァ」
「……んだと?」
「まあまあ…!そーごは?」
「気付きやせんでした!てか興味ないんで!」
「ッがぁん…!」
「まぁ少しぐらいいいんじゃねぇんですかィ?」
「……俺もそう思うけどどっかの完璧主義者さんが…」
「「…ああ」」
「ッなんだその目は!!」
「てかヅラ今日しゃべんねぇな」
「……そうか?」
「うん、今声聞いた」
「……ふむ、では話そうではないか!!!!」
「いやそういうのいいんで」
「なっなに!!!何を言う銀時!!!!熱く語り合おうでフォッッ!!!!ムゴムゴ…!!」
「うっるせー!ふるんじゃなかったぜ…」
「おい銀時」
「んだよ?」
「この後飯行くだろ?」
「ああ行く行く!今日土方くんのおごりね?」
「はあ?なに言ってやがる」
「だって俺金ねぇもん!」
「……しょうがねぇな」
「わあい!ありがと土方くん!大好き!」
「―ッバ、!なに言って!」
「……??」
「……行くぞ、」
「おう!ぢゃ、みんなお疲れぃ!」
「ああ」
「お疲れさまです」
「ッムゴムゴ」













「………アイツらいつになったら付き合うだァ?」
「さァ?」
「フゴフゴフゴ!」
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