スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

妖精の その笛の音色5

※フェアリーテイルの小説
(オリキャラが出てます)

※前回からの続きモノです

※自己満足なので観覧注意














マカロフの言葉にカゲは跪いた
笛を手放し、頭を下げる

「マスター!!」

「じっちゃん!!」

「じーさん!!」

「ぬぉおぉっ!?なぜ三人がここに!!?」

「さすがです!今の言葉目頭が熱くなりました!!!」

「痛っ」

事件も一件落着して、和やかな空気になる
マカロフは冷や汗をかきながら、アルトにひそひそと話をふる

「アルト、どうじゃった?その…」

「街は無事です。だだ、少し建物が壊れた程度で…」

「……」

アルトの返事にマカロフは何とも言えない表情になった
というか、顔色が悪い
アルトが申し訳なさそうに頬をかく



《カカカ……どいつもこいつも根性のねぇ魔導士どもだ》

地面に落ちていた笛から煙が出てくる
煙はどんどん形になって…

《もうガマンできん。ワシが自ら喰ってやろう…貴様等の魂をな……》

「な!!!」

「「「「「怪物ーーーーーーーーーーーー!!!!」」」」」

現れたゼレフ書の悪魔
木の化け物はアルトたちを見下ろし妖笑う

《腹が減ってたまらん。貴様等の魂を喰わせてもらうぞ》

「なにーー!!魂って食えるのかーー!?うめぇのか?!」

「知るか!!!」

ナツの場違いな発言にグレイが思わずツッコんだ

「一体…どうなってるの?何で笛から怪物が……」

「あの怪物が呪歌そのものなのさ」

「つまり生きた魔法。それがゼレフの魔法…」

「ゼレフ!?ゼレフってあの大昔の!?」

《さぁて…どいつの魂から頂こうか……あ?貴様は、赤眼のえn》

‐―バシュン

《!?》

「その大きな口、閉じておいた方がいいですよ?」

アルトの腕から放たれたのは強大な炎の矢
矢は化け物の頬を貫いた
それを合図にナツ、グレイ、エルザが地面を蹴り、化け物に向かって走り出す

エルザの鎧の換装

ナツの蹴りで化け物の巨体が傾く

グレイの造形魔法

三人の技が化け物の体を破壊する
化け物は定例会の会場の上に崩れ落ちた
マスター格の爺さん婆さんは驚きのあまり声も出せない

「す、スゴい…」

「どうじゃーー!スゴいじゃろぉぉおおっ!!」

「すごーい!超カッコイい!!!」

「いゃぁ〜いきさつはよくわからんが妖精の尻尾には借りができちまったなぁ」

「うむ」

「なんのなんのー!ふひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」

自分の子供たちを誉められてテンション上がりぱなしのマカロフにアルトは小さな声で話かけた

「……マスター、あれ」

「あれ?……っ!!!」

固まるマカロフに皆がマカロフと同じ方を見た

「「「!」」」

視線の先では、定例会の会場が粉々になっている姿

「つ、捕まえろーーっ!」

「おし!まかせとけ!」

「お前は捕まる側だーー!」







―――
―‐


「…マスターすみません、」

「いーのいーの、どうせもう呼ばれないでしょ?」


next




魔笛編終了!

妖精の その笛の音色4

※フェアリーテイルの小説
(オリキャラが出てます)

※前回からの続きモノです

※自己満足なので観覧注意

















「エリゴールの狙いは定例会なの!?」

魔風壁の前で立ち尽くすアルトたち
この魔風壁をどうにかしないと駅の外には出られない

「こんなもんつきやぶってやるぁっ!!!」

―‐バチィィイ!!!

ナツが力押しで魔風壁にぶつかりに行くが弾き返されてしまう

「ナツ!大丈夫ですか!?」

「バカヤロウ…力じゃどうにもなんねぇんだよ」

「魔風壁の下を掘って出れればいいんですけどね…」

無茶しようとするナツを押さえながらアルトがポツリと言葉を漏らした

「魔風壁の下………あーーー!!」

「ハッピー?」

「ルーシィ!!これ!!」

ハッピーがルーシィに差し出した鍵
バルゴは地面に潜れるメイドの精霊らしい

「開け!処女宮の扉!!バルゴ!!」

「お呼びでしょうか?御主人様」

「え!?」

現れたのはゴリラのようなメイドではなく可愛いらしいメイドだった
どうやら、契約者の望む姿にて仕事をするらしい

「では!いきます!」

バルゴが掘った穴を通って駅の外へ出る





「ナツはどうした?」

「ハッピーと一緒に先に行ったみたいですね。僕たちも急ぎましょう」

「って!あたしたちの魔動四輪車壊れちゃってるじゃない!?」

「鉄の森か…」

「仕方ない!あれを借りるぞ!!」

「急ぎましょう!」

魔道四輪車に乗り込む

「な…なぜ僕をつれてく…?」

「しょうがないじゃない町に誰も人がいないんだから。クローバーのお医者さんに連れてってあげるって言ってんのよ」

「違う!何で助ける!?敵だぞ!!!……そうかわかったぞ、僕を人質にエリゴールさんと交渉しようと‐…」

ぶつぶつと独り言のように話すカゲ
ネガティブすぎる発言にルーシィは呆れる

「死にてぇなら殺してやろうか?」

「ちょっとグレイ!」

「生き死にだけが決着の全てじゃねぇだろ?もう少し 前を向いて生きろよ。オマエ等全員さ…」

良いこと言うなぁ〜グレイは!と、アルトが呑気に思っていると魔動四輪車が大きく揺れた

「エルザ!やっぱり代わりましょうか?」

「大丈夫だ…(アルトの運転では確実に無事ではいられないしな、)」

エルザは更にスピードをあげる

「あの火の玉小僧死んだな…」

「なーんでそういう事言うかなぁ」

「火の魔法じゃエリゴールさんの暴風衣は破れない。絶対に」

ニヤニヤと笑うカゲにルーシィはアルトに助けを求めるような視線を送る
アルトはニッコリ笑ってルーシィの頭を撫でた

「大丈夫ですよ。ナツがエリゴールに負けるハズありません……ほら、見えてきましたよ」

「ナツーーーーーー!!!!」

魔動四輪車を止める
ナツの足下にはエリゴールが倒れていた

「ね?」

「うん」

アルトとルーシィは顔を見合わせて笑い合う

「さすがだな」

「ケっ」

よろけるエルザを支える

「エルザ、大丈夫?」

「あぁ気にするな」

「こんなの相手に苦戦しやがって妖精の尻尾の格が下がるぜ」

「苦戦?どこが!?圧勝だよ、な?ハッピー」

「微妙なトコです」

「おまえ…裸にマフラーって変態みてーだぞ」

「お前に言われたらおしまいだ」

「何はともあれ見事だ、ナツ。これでマスターたちはは守られた」

「ついでですから、定例会の会場へ行き 事件の報告と笛の処分についてマスターに指示を仰ぎましょう」

「クローバーはすぐそこだもんね」

その時、アルトたちの横をスレスレで魔動四輪車が走り去る

「カゲ!!」

「油断したな妖精ども!笛は…呪歌はここだーーー!!ざまぁみろーーー!!!」

高笑いしながら走って行くカゲに、面々は唖然と立ち尽くしてしまった

「やられましたね」

「あんのヤロォォオオ!!!!」

「何なのよ!助けてあげたのにー!!」

「おうぞ!!!」


妖精の その笛の音色3↓

※フェアリーテイルの小説
(オリキャラが出てます)

※前回からの続きモノ

※自己満足なので観覧注意















オシバナ駅

駅は封鎖されている
軍の小隊が突入したらしいが一向に戻ってこないらしい

アルトたちは急いでホームへ向かう
行く途中には軍の小隊が倒れていた

「急いげ!ホームはこっちだ!!」

「!」

ホームに入る

「やはり来たな。妖精の尻尾」

鉄の森、
想像以上の敵の数にルーシィは冷や汗をかいた

「ナツ!起きて!仕事よ!!」

「無理だよ!列車→魔道四輪車→ルーシィの3コンボだ」

「あたしは乗り物なの!?」

ルーシィとハッピーの漫才をよそに話は進む

「貴様等の目的はなんだ?返答次第ではただでは済まんぞ」

「遊びてぇんだよ。仕事も無ぇしヒマなもんでよぉ」

エリゴールは風の魔法で宙を飛ぶ
呪歌を放送し大量無差別殺人
権力で過去を流し未来を支配する。エリゴールはそう言って笑う

「こっちは妖精の尻尾最強チームよ!覚悟しなさい!!」

「後は任せたぞ。オレは笛を吹きに行く」

「!」

エリゴールはガラス窓を割り、飛んでいってしまった

「ナツ!グレイ!二人で奴を追って下さい!!」

「「む」」

「二人が力を合わせればエリゴールにだって負けるハズありません」

「「むむ…」」

アルトの言葉にナツとグレイは顔を見合わせる

「ここは私とアルト、ルーシィでなんとかする」

「なんとか…ってあの数を女子三人で?」

「エリゴールは呪歌をこの駅で使うつもりだ。それだけはなんとしても阻止せねばならない」

エルザの話の最中、睨み合う二人

「聞いているのか!!!」

「「も…もちろん!!」」

「行け!」

「あいさー」

「最強チーム解散!?」

ナツとグレイの背を見送り、アルトたちは敵に向き直る

「コイツ等、片づけたら私たちもすぐに追うぞ」

「うん」

「女三人で何が出来るやら…それにしても三人ともイイ女だなぁ」

「殺すにはおしいぜ」

「とっつかまえ、売っちまおう」

「待て待て、妖精の脱衣ショー見てからだ」


厭らしく笑う 鉄の森の男共

「可愛いすぎるのも困りものね」

「ルーシィ帰ってきてー」

「下劣な」

腕を構えたエルザをアルトが止める

「待って」

「アルト?」

「エルザは疲れてるでしょ?僕とルーシィに任せて…少し休んで、ね?」

「だが…」

「じゃあ、エルザは駅の周囲にいる一般人の避難命令をお願いします」

「…わかった。無茶はするなよ」

走り去るエルザ
オロオロと慌てふためくルーシィをよそにアルトはその場で準備運動をする

「ハッピー、ルーシィさんと下がっててね?」

「へ?」

「あい!わかってるよ!!」

「うん、宜しく。じゃあ、行きます」

軽くステップを踏んで―‐消える
次の瞬間には敵陣の中心にいて、素手で4・5人を吹き飛ばす
その速さにルーシィも敵も唖然

「チィっ!遠距離魔法でもくらえ!!‐―ぐわっ!!」

男の懐に一瞬で入り込み蹴り倒す

「すごい…」

「アルトのスゴいとこはここからだよ」

「え?」

「アルトはまだ魔法を使ってないからね」

「うそっ!?」

アルトは周囲を見渡し、全然減らない敵の量に苦笑する

「仕方ないので、一気にいきますね」

アルトの手足に炎が宿る
辺りの温度が上がったのは気のせいではないだろう
強大な炎がアルトに集まる
ビリビリと肌に感じるほどのアルトの魔力に皆、息を呑む


「焔帝炎舞」


‐―ドゴォオーーン

大きな炎が敵を包み込み ホームの壁を突き破り、そのまま一掃し吹き飛ばす
あまりの凄さにルーシィは感動の声を上げる

「すごぉーーい!!ちょっとホレそう!」

(巨大な穴は空いているが)綺麗に何もなくなったホーム
アルトはルーシィとハッピーに笑いかけた

「さぁ、みんなを追いかけましょう」


妖精の その笛の音色 2

※前回からの続きモノです
自己満足なので観覧注意
























「……僕、ちょっと歩いて来ます」

「オイラも行くー」

ガタンゴトンと揺れる列車
アルトはふらりと席を立つとどこかに行ってしまった
ハッピーはアルトを追いかけて飛んでゆく

「アルトさん、どうしたのかしらね?」

「暗かったな」

心配そうな表情のルーシィとグレイ
因みにナツはエルザに腹パンされて気絶中だ

「帰ってからのことを考えてるのだろう」

「考え事?」

「…まさか、ナツとの勝負か」

エルザはこくんと頷く

「戦わない方法を考えてるんだ」

「やっぱりな」

「アルトさんって弱いの?」

「「…………」」

「(ぇ、弱いの!?)」

意味ありげに黙り込んでしまった2人にルーシィは聞いちゃまずかったのかと内心慌てたのであった


――――――



駅に着き降りる面々
エルザの姿を見つけアルトは3人に駆け寄った

「だいたい話は済みました?」

「あぁ。これから鉄の森に乗り込むぞ」

「……それはいいけど、ナツはどうしたんです?」

「「……」」

「まさか、列車に置いて来ちゃったの?」

「う……私の過失だっ!とりあえず、私を殴ってくれないかっ!!!」

「エルザ、落ち着いて下さい…」

「そういう訳だっ!列車を止める!」

エルザのムチャブリに駅員は困り果てる
アルトはハッピーに頼み緊急停止信号のレバーを下げてもらった
大きな音が周囲に鳴り響く
これで列車が止まれば良いが…

「ナツを追うぞ!」

「もう、めちゃくちゃ……」

「だな…」

「服!!!」

「これでナツを追いかけましょう!!」

アルトが指差したのは魔道四輪車
明らかに人のモノであるが今はそんなこと気にしてられない



四輪車を少し走らせると列車が見えて来た

「マズい!動き出したぞ」

その時、列車の窓が割れ、コチラに何か飛んでくる

「ナツっ!?」

「何で列車から飛んでくるんだよぉ!!!!」

―‐ゴチン

グレイの頭とナツの頭が強くぶつかり合う

キィイイ
音をたてて魔道四輪車が止まった

「痛ーーっ!!何しやがる!ナツてめぇっ!!」

「今のショックで記憶喪失になっちまった!誰だオメェ、くせぇ」

「ナニィ!?」

「ナツーごめんねー」

「ハッピー!アルト!エルザ!ルーシィ!ひでぇぞ!!!オレをおいていくなよっ!!!」

「すまない」

「ごめんなさい」

「ごめん」

「おい…随分 都合のいい記憶喪失だな…」

「でも、無事でなによりです」

ニッコリと笑うアルト
ナツは頬を膨らませた

「無事なもんかっ!列車で変な奴にからまれたんだ!」

「変な奴、ですか?」

「何つったかな?アイ…ゼン…バルド?」

「バカモノぉっ!!!!!!!」

バチィンとエルザの張り手がナツの頬をとらえる
完全にナイスヒットしたナツは数メートル吹き飛ばされた
ルーシィは唖然とする

「鉄の森は私たちが追っている者だ!!」

「そんな話初めて聞いたぞ…」

「なぜ私の話をちゃんと聞いていないっ!」

「?」

「(あんたが気絶させたせいだからっ)」

ナツを叱るエルザにルーシィは(心の中で)ツッコんだ

「さっきの列車に乗っているのだな。今すぐ追うぞ!どんな特徴をしていた?」

「あんまり特徴なかったなぁ。なんかドクロっぽい笛持ってた。三つ目があるドクロだ」

「なんだそりゃ、趣味悪ィ奴だな」

「三つ目のドクロの笛!?」

「どうしたの、アルト」

急に声を上げたアルトにハッピーが首を傾げる
アルトは少し考えると口を開いた

「もしも、その笛が呪歌だとしたら…………ララバイ、死の魔法!」

「何!?」

「禁止されている魔法の一つに呪殺ってあるでしょ?」

「あぁ…その名の通り対象者を呪い死を与える黒魔法だ」

「呪歌は笛の音を聴いた者全てを呪殺する…集団呪殺魔法」

「集団呪殺魔法だと!?そんなものがエリゴールの手に渡ったら…おのれ!奴らの目的はなんなんだ!?」

エルザは魔道四輪車を走らせた



妖精の その笛の音色1

フェアリーテイルの連載小説

※オリキャラが主人公

※苦手な方は回れ右

※自己満足でまだまだ続けます。←

えぇ!楽しいのは私だけですけどね!!(開き直り)
さぁ!ドンドコ行ってみよー(^∀^)ノ













「エルザ、それ僕が持ちましょうか?」

「いや、大丈夫だ。」

巨大な角を担ぐエルザ
周囲の視線がコチラを向いているのがわかる
居心地悪いなと思いながらアルトはマントを深くかぶり直す

少し歩くと前から見知った顔が走ってくるのが見えた

「あれ?ロキ」

ロキはアルトに気づくとニッコリ微笑んだが、隣のエルザに気づくと青ざめ大量の汗をかいて

「お、おかえり。」

「あぁ」

「あ、ぼ僕!ギルドに戻らなきゃ、ま、またあとでね」

もと来た道を走り戻るロキ

「?ロキどうしたんでしょう?」

「…また何かやらかしたのだろう」

まったく!
と、エルザは軽くため息を吐き出し、歩きを早める
アルトは慌ててそれを追いかけた




ギルドに戻るとエルザの注意が飛び交う
アルトはそれを横目に見てカウンターに腰掛けた

「出発は明日だ準備をしておけ」

「ぁ、いや…ちょっ」

「行くなんて言ったかよ!!!」

ギャァギャァと騒ぐナツとグレイ
アルトはのんびりとお茶をすする

「おかえりアルト」

「ただいま、ミラ。ルーシィさんも久しぶりですね、ぁ!ハッピー、これお土産です」

「わぁーい!アルトありがと!!」

魚をもぐもぐと食べ始めるハッピー
その表情は幸せそうだ

「アルト」

「お話はすみました?」

「あぁ協力してくれるそうだ」

「良かった!ありがとう2人共!」

嬉しそうに微笑むアルト
その笑みに周囲にいた者のほとんどが頬を軽く染め上げる

「…っアルト!今度こそオレと勝負しやがれ!」

まだうっすらと頬が赤いナツがアルトに噛みつくよう突っかかる

「それが条件だ!!」

「…え」

「わかった」

「エルザ!?」

「では、また明日な」

「わっ!ちょっとエルザ!!僕は了解してないですよ!」

エルザはアルトを軽く担ぐとギルドを後にしたのであった



next



はい!
エルザさんが主人公をお持ち帰り〜
まぁ、2人は姉妹のようなモノで今一緒に住んでいます

前の記事へ 次の記事へ