◆ツイート
シキが、自分が故郷の記憶を頼りに作り上げた自分の世界にスズトとスバルを閉じ込めた。ループし続ける同じ1日を脱出するには、イラストAIを用いてシキの命を奪わなくてはならない。ループに巻き込まれた他複数名との協力もしながら、スバルは未知の言語(英語)を学び始める。友人を殺すために。
協力者:観光に来ていたメガネ白人海外男性兄貴、寺に棲む喋る市松人形 その他巻き込まれ:日本人の高校生3〜4名 スバルは海外兄貴に未知の言語(英語)を教わりイラストAIをうまく使おうとする。スズトは争いが嫌すぎて皆の友人としていつも通りに振る舞い続ける。目覚め地点は寺固定。
3人がそれぞれ個別で病んでる様子がとてもよかった(小並感) 友人を閉じ込めて飼い殺す者、好意的な感情はそのままにそれとして日々膨れ上がる殺意や嗜虐衝動と戦う者、友人同士が争い負けてループして復活する夜明けまでその死体と部屋を共にする者
◆下書きにダーッと書いた覚えているシーン
時間にスズトとスバルを閉じ込めたシキ 脱出方法はイラストAIを用いてシキ命を奪うこと 用いる為の言語が全く新しい為、言語域の海外メガネ兄貴と英語を嗜む市松人形の力を借りてスバルは英語を学び、シキの命を奪おうと日々画策し始める。
巻き込んだのはスズトとスバルの他に、現地(日本)のティーン数名と観光で寺に来た海外人兄貴と寺に住む喋る市松人形。なんて事ない寺での朝だと思ってた。それが何十回と訪れている事に気が付いたのはスバルだった。
シキ「スバルさんあなた、機材を持ち込みましたね?」「スバルさんのアウトドア技術を正直なめてました」刃物を素直に描く。動かないのでもちろんダメ。海外兄貴が道路の真ん中の看板をシキに見せる。「みけ…ま…マサチューセッツ州?」「そうデース!」海外車が突っ込んでくる。読まれてた。
学生達はループに気が付いたが最後、彼らは彼らで学び、シキを殺そうと頑張る。シブヤ15の若者達がモデル。市松人形は寺の中しか動けない為、役に立てない周回がある。「お役に立てず…歯痒いばかりです」「いや、話を聞いてくれるだけでも十分だ」
スズトは自分が閉じ込められた事に気付いても、シキに敵対するのはやめて、ループする時の中でシキの友人として生きることに決めた。(スバルを裏切ってはいない。シキの事も裏切らないだけ)「気持ちがわからないわけじゃ、ないんだよ…やり方はともかくさ」
殺しが絡まなければシキ自身も普通に友人として彼らに接してくる。(いつの間にか海外兄貴とも仲良くなっていた)己にとって未知の言語の英語を用い、更に未知の機構のイラストAIを用い、どうにかして友人を殺そうとする我々の方がおかしいのか。もうわからない。
「おはようございm…うーん、おんなじシャツ着てても2人じゃあデカさに天と地の差がありますね〜」「うるっせぇ!」「朝ごはんができたって和尚さんが言ってますよ、早く食べましょー!」
同じ1日をずっと、ずっとループする。“その日”が失敗して、みんながシキに殺されても、“次の日”には無かった事になって、蘇る。けど、友達と友達が、シキとスバルが急に殺し合ってるのを、スバルの死体を、「見慣れ始めてる」って、おかしいよ。俺もう、やだよ。嫌だよ…おかしいよ…こんなの…。
朝一に台所から盗んだ刃物を持って挨拶で抱き締めた際に不意打ちで殺したけれど、ダメだった。あの機構を用いて殺さないと、シキの術式を打ち破れないらしい。なのに時折、衝動のままに襲いかかって、物理的に殺してしまう。最初は、最初の不意打ちは罪悪感に嘔吐するほどだったのに。俺は…とうとう、おかしくなってしまったのかもしれない。
(海外兄貴) このイラストAIはGoogleの画像検索結果を参照にしやすくなっている。最近できた場所の地名を入れると若者の旅行の写真に自分を表すアイテムを一緒に写す傾向のせいで、なんか余計な物が手元に生成されがちだ。シキという青年に恨みはない、新しい友達ですらある。けれど、旅行はまだ楽しみたいので、なんとか、お別れを告げなくては。
最初は単なる旅行だと思っていた。シキの故郷ってこんなんなのか、変わってるなあって。でも気付いたのはいつだろう。道端に落ちてるゴミを毎日拾って捨てて、そのゴミが同じ模様、同じ傷み方をしてる事に気が付いたのは。
スバルの死体が冷えていく。シキは静かにスバルの目を閉じさせて、その隣に横たわる。スズトも、黙って反対側に横たわった。「俺より大きな手」「頼りになる後方支援」「人よりちょっとシャイで、でも褒められると素直に照れちゃう」「そんな、スバルさん」組み繋いだ手が、どんどん冷えていく。
朝、スズトが辛そうな顔をしていたのを見て 朝食に毒を混ぜて殺害するシキ。スバルが苦しむスズトを看取ったのち、スズトの食事に口をつけそのまま後を追う。「またひとりになっちゃった」シキがぽつりとそうこぼし、腰から剣を抜き自分の喉を切り裂いた。とある1日の終わり。