S5人がアイオリスでクリスマスを迎えている短い台本形式。
よくよく考えたらコイツら……と思ったので。



スヴェン「クリスマス?」
シキ「のようで。サンタクロースさんが通過するので今日と明日は町でマギを使わないように、と広場でお達しが出てましたよ」
スズト「へー! アイオリスではそんな決まりがあるんだな!」
ソフィア「飛行してるの?」
シキ「お空を旅する方なので、まあそうでしょうね?」
ソフィア「じゃあ突攻撃も弱点だろうし、弓も使っちゃいけないんじゃないかしら?」
スズト「空飛んでるのは大体弓に弱いもんな!」
シキ「クリスマスじゃなくても町で武器出さないでくださいよ!」
スバル「すぐ弱点を探るんじゃない」

スズト「にしても、もうそんな時期なのか〜! 時間経つのって早いな!」
シキ「歳取ってくると尚更早く感じますもんね〜」
スバル「(まだ20だろお前も……)」
ソフィア「サンタクロースって本でしか見た事が無いけれど……子供にプレゼントを配って回るおじいさんの事よね?」
スヴェン「ソリをトナカイに引かせて空を飛ぶんだよな?」
シキ「大正解ですけど……、え? もしかしてソフィアさんとスヴェンさんってプレゼント貰ったこと無いんですか?」
ソフィア「無い! むしろ現実にもサンタクロースが存在してるって今日初めて知ったわ!」
スヴェン「クリスマス自体はタルシスの頃からダミアンがぼやいてたから知ってはいたんだけどな」
シキ「えぇ〜……?!」
スズト「ん、そういやスバルも貰った事無いんじゃなかったっけ?」
スバル「……、そうだな。第一貰うような歳でもない」
スズト「え〜!? タルシスで俺が貰えたし、スバルも貰えても良いと思うんだけどなー!」
スヴェン「なにっ、スズトは貰った事あるのか! プレゼント!」
スズト「あるぜ! 起きたら枕元に箱と手紙が置いてあったんだ!」
ソフィア「えっ! スズト達ってタルシスでは皆一緒の部屋で寝てるのよね?」
スズト「? うん、冬だと寒いしな!」
ソフィア「……すごい!! スバルやシキを起こさずに枕元にプレゼントを置けるのね、サンタクロースって!」キラキラ
シキ「あ〜……」
スヴェン「……確かに!!」
スズト「マジだ!!」
ソフィア「気配も何も感じなかったの?! シキもスバルも!?」
シキ「あ、え、そうですね、俺もスバルさんも目を覚まさなかった筈ですし? ぜ〜んぜん気付きませんでしたね! ねぇスバルさん!!」
スバル「ん、んん、そうだな、うん。なかなかやるな、サンタクロースも……」
スズト「すげ〜!!」
スヴェン「一体何者なんだ……!!」



>スバルは家族が生きてた頃に父母が妹に話しかけてたので、クリスマスの存在だけは知っています。
プレゼントを貰った事は一回も無い。