4月17日 15時45分
昨年まで介護をしてた、祖母が施設にて亡くなりました。
96歳、大往生でした。
19日に滞りなく葬儀を終え、やっと通常生活に戻り今ブログを書いています。
嚥下障害で、いよいよ経口摂取出来なくなり、胃ろうという選択肢もありますがどうしますか?と言われ、今さら体に傷つけなくていいと、お断りしたのが12日でした。
病院ではないため、栄養は入れられず水分補給の点滴のみで、その時が来るのを待つ。
本当にこれで良かったのかって、胃ろう作ればもう少し…という思いに苛まれ、なんともやるせなかった。
15日には、孫、曾孫勢揃いで、本当に嬉しそうだった。
でも帰ったあと、安心したのか血圧も機械では計れなくて、チアノーゼもあったけど、16日は少し持ち直した。
かのように見えたけど、数値的にはあまりよくなかった。
いよいよターミナルに移行ということで、静養室に入りました。
でも、ちゃんと意識はあって、私が持ってった、うちの子がお婆ちゃんにおんぶされてる写真を見て、笑顔になって。
指文字で、ちゃんと名前書いたりしてたんだよね。
そして17日…
お婆ちゃんの妹も来てくれて、帰った30分後…
この世の見納めかのように、目をカッと見開いてた。
嫌がってた酸素マスクも外さなくなり、段々呼吸が薄くなって…
その間ずっと、手を握ってた。激動の、戦中戦後を生き抜いてきた手。
96年間頑張ってきた手。
骨と皮だけの小さな手だけど、とても温かくて、気持ちよかった。
そして、一つ大きく息を吐いて静かに逝ってしまいました。
最後は私と義父に看取られて…
お婆ちゃん…
貴方はやっぱりスーパーお婆ちゃんだ。
最高の人生の終わり方だよ。
私も最後はこうありたいって思ったよ。
子供が4人
孫が11人
曾孫が23人
玄孫が4人
みんな元気だよ。
私はお婆ちゃんの思いに応えてあげられてただろうかって、ずっとモヤモヤが残ってた。
でも、私の手の中で息を引き取ってくれたこと…
お婆ちゃんからありがとうって言われたみたいで、凄く凄く嬉しかったよ。
嫁に来た時から、ずっと一緒でたくさんの事を教えてくれたお婆ちゃん。
介護を必要とするようになってから、きれいごとじゃなく言葉では言い表せないくらい大変な事もあったけど、たくさん得るものもありました。
お婆ちゃんが勉強させてくれたのかなって、今となっては思います。
私達は大丈夫。
残されたものが、元気でいることが最大の供養だと思って、また頑張らなきゃね。
おばあちゃん、ありがとう。
そして大好きなおじいちゃん所に行ってら〜(○´ー`)ノ