いつものコモンチェックなんだけど、四回目のラヴニカ来訪は容疑者まみれの殺人事件というおおよそスタンのエキスパンションとは思えないタイトルで驚いた、というかキービジュに《虐殺少女》いて「コイツ、犯人とかの前に犯罪者じゃないの…」と思ったり…
今回の新規ギミックは殺人事件というテーマに沿った変装、偽装、容疑、証拠隠滅、事件といったものがズラリ、汎用性低い名前にすると困るとか前言ってなかったっけ…?
変装は大体変異や余事といった感じの能力で(3)の代替コストで裏向きの2/2のクリーチャーとしてキャストが可能、この場合は名前やクリーチャータイプを持たないが、護法(2)を持つというのが特徴、あとは変異と変わらず特定の条件を満たせすと表に戻せる。
偽装は特定のカードによって変装を持たないカードを変装したかのように裏向きで出0せる能力、クリーチャーの場合は自身のマナコストで表にすることが出来る。
容疑は、容疑をかけるという形で対象のクリーチャーに威迫とブロック出来ないを付与する能力。
証拠収集Xはコストとして墓地からマナ総量がXになるようにカードを追放する能力、ちなみに以上なので自分の墓地を掃除するために過剰に払ったりも可能。
事件は新しいエンチャントタイプで常に効果を発揮する能力と、カード内に記載されている解明条件を満たすと解明完了として追加で発揮される能力を持っている、過去の英雄譚やジョブのような縦に描かれたデザインだけどコモンにはいない。
あとは再録ギミックとしては調査があったり、落葉樹から諜報が来たんだけど新規と並んでそっちが違和感なくまぎれるのなんなんだ。
ついでに待機呪文のルール変更で唱えるのが任意になった、もし唱えなかった場合はそのまま追放されたまま、これによってとりあえずマナがあったら《死せる生》を待機させておいても問題なくなったのは手札に来た時の処理が楽になったかも。
カードは追記から
光
《ひよっこ捜査員》
クリーチャー 人間、探偵
(W)
1/2
Etbで調査を行う
手がかりおばさんこと《スレイベンの検査官》の同型クリーチャー、八枚は流石に多いかもしれないが五枚以上詰めるようになったのは便利かも。
《次の一手》
インスタント
(2)(W)
アーティファクトorエンチャントorパワー4以上のクリーチャーである一つを対象としてそれを破壊する。
ちょっと重くなったけど生物も狙える《解呪》、《邪悪と打ち倒す》と比べてどこまでアーティファクト破壊を重視するのかというところではあるがサイドに選択肢があるのはいい。
《遂行中》
インスタント
(2)(W)(W)
ターン終了時まで自分のクリーチャーに+2/+1修正を受け、調査を行う
ラッパ系の強化にオマケで手がかりが手に入るインスタント、ラッパ吹いてダメだったらほぼほぼキツい気もするが念の為が出来るのはちょっと面白そう。
青
《仮面の裏》
インスタント
(U)
追加コストして証拠収集6を行ってもよい。
アーティファクトorクリーチャーである一つ
を対象としてターン終了時まで基本のパワーとタフネスが4/3のアーティファクトクリーチャーになる、証拠収集を行った場合は1/1になる
強化か弱体化を選べるインスタント、上手いこと使いこなせば変則的な動き方が出来そうではあるがちょっとリミテ向きか。
《妥当な疑惑》
インスタント
(1)(U)
呪文一つとクリーチャー最大一体を対象として呪文に(2)要求の打ち消しとクリーチャーに容疑をかける
《火消し》相当の不完全打ち消しに容疑がかけられるようになった一枚、ブロッカーの排除か自軍の強化をしつつ軽めの妨害をという感じで使えるのだがメインは打ち消しなのでタイミングが受け身なのはちょっとマイナスか。
《推理》
インスタント
(1)(U)
一枚引く、調査を行う
時間差分割払いの《運命編み》といった感じの一枚、アーティファクトカウントを取れるキャントリップなので上手く使えなくはないかも?
《犯罪阻止のスプライト》
クリーチャー フェアリー、探偵
(2)(U)
2/2
追加コストで証拠収集6を行ってもよい
飛行
Etbでクリーチャー一体をタップ、証拠収集していればそれに麻痺カウンターを置く。
よくあるタップ付きフライヤーが麻痺カウンターを置いてくれるようになる一枚、サイズ的にも及第点なので【フェアリー】とかで試してみてもいいかも。
《許可なき脱出》
インスタント
(1)(U)
土地でないパーマネント一つを対象としてバウンス、諜報1を行う
諜報つきの《分散》、自分の等の条件なく諜報出来るのは便利でいいね。
黒
《唸る大殺犬》
クリーチャー 犬
(B)
1/1
威迫
パワー2以下のコレでないクリーチャーが自分のコントロール下で出ると諜報1を行う。
小型を出す度に諜報を行う小型クリーチャー、【黒緑サクリファイス】とかで上手く回したり出来ると面白そう。
《無節操な探偵社員》
クリーチャー エルフ、探偵
(1)(B)
1/1
Etbで対戦相手一人を対象とし、そのプレイヤーは自分の手札を一枚追放する
《頭蓋マイマイ》の同型、相手が選ぶとはいえ追放は中々強力、エルフなことを上手く活かしたい。
《脳の没収》
ソーサリー
(2)(B)
相手は手札を二枚捨てるor相手の手札を見て土地でないカードを一枚選んで捨てさせる。
二枚のランダムハンデスか一枚ピーピングハンデスかを選べる《精神腐敗》の亜種、
どちらも中途半端な気もするがハンデスの選択肢があるというのは面白い。
《腐敗農場の死足虫》
クリーチャー 昆虫
(3)(B)
3/4
一枚以上のクリーチャーカードが自分の墓地から離れるたび、このクリーチャーは+1/+0修正と威迫と絆魂を得る
追放でも回収でもなんでもいいから離せばいいので【拷問生活】なんかでグルグルしたら面白そう。
《闇討ち》
インスタント
(X)(B)
打ち消されない
クリーチャー一体にターン終了時まで-X/-X修正。
打ち消されないマイナスのX火力、基本的にマイナスの数値は既存の呪文と比べると効率的に損するのだが打ち消されないことと数値に融通が効くことを活かしていきたい。
赤
《参考人》
クリーチャー 人間、ならず者
(3)(R)
2/2
Etbでこれに容疑をかけ、青白の2/2の探偵トークンを一体生成する
ちょっとフレーバー感が強い一枚が二枚になるクリーチャー、出てくるトークンの色が赤くない上に多色なのでブロッカーに回すといいかも。
《機械壊しのオランウータン》
クリーチャー 類人猿
(2)(R)
2/2
到達
Etbでアーティファクト一つを破壊するかアーティファクト一つを生贄に捧げてこれの上に+1/+1カウンターを二個置く
とにかくアーティファクトを壊したいクリーチャー、自分で血や地図みたいなのを壊すと少し大きくなるのでメインから意識してもいいかも。
ちなみにフレーバーテキストを読むとメスらしい。
《答えの要求》
インスタント
(1)(R)
追加コストして手札を一枚捨てるかアーティファクトを一つ生贄に捧げる
カードを二枚引く
《胸踊る可能性》の追加コストにアーティファクトの生贄が追加された亜種なのだが赤い《高くつく略奪》という感じの方が使い勝手としてはいいかも、アーティファクトトークンや《単液の水源》を上手くサクっていきたい。
《罪深き憤怒》
インスタント
(R)
自分のクリーチャー一体に+2/0修正と速攻を与える、このターン、そのクリーチャーが死亡したとき青白の2/2の探偵トークンを生成する
速攻を無視してコンバットトリックとして使ってもブロックをためらわせる目的で撃っても、最後は自分でサクッたりしてもどれにとっても便利に使える一枚。
《赤ニシン》
アーティファクトクリーチャー 手掛かり、魚
(1)(R)
2/2
速攻
可能なら各戦闘で攻撃する
(2)(S):一枚引く
《谷を駆ける者》に手掛かりが追加されたような形の機械の魚、最近は《谷を駆ける者》も中々見ないが赤単で後半ドローに出来ると考えるとこれは一考の余地ありか?
緑
《人道に対する膿》
ソーサリー
(2)(G)
トランプルを持つ緑の0/0のウーズトークンを生成、その上に+1/+1カウンターをX個置く、Xは追放領域や自分の墓地にあるこのカード名のカードの枚数に2を足した数に等しい。
このカードはデッキに何枚でも入れられる。
3/2/2から唱える度にドンドン大きくなるような感じの一枚、《信仰なき物あさり》とかを使えば一枚目から3/6/6みたいな感じでも使えるので何かしら面白いデッキになりそう。
《毒を選べ》
ソーサリー
(G)
各対戦相手にアーティファクトorエンチャントor飛行を持つクリーチャーを生贄を要求
ソーサリーで相手が選ぶとはいえマナ総量一で生物も狙える置物除去は一考か。
《瓦礫帯の異端者》
クリーチャー 人間、探偵
(G)
1/1
Etbで諜報2
(G)墓地のこのカードを追放:クリーチャー一体を対象としてそれに+1/+1カウンターを一つ置く、ソーサリータイミング
活用に似た能力を持った緑の《フェアリーの予見者》といった感じの一枚。
手堅い能力なのでここだとハマるデッキは思いつかないが便利そうではある。
《菜食庭園の豹》
クリーチャー 植物、猫
(4)(G)(G)
トランプル
基本土地サイクリング(1)(G)
指輪物語の(1)サイクリング組が強すぎるきらいはあるが土地タイプではなく基本土地であることを重視すればワンチャンないだろうか…
多色
《利器の技師》
クリーチャー ゴブリン、工匠
(2)(U)(G)
3/2
Etbが表向きになったとき飛行を持つ無色の1/1のアーティファクトクリーチャートークンを一体を生成。
変装(U/R)(U/R)
3/2/2の護法(2)からトークンを引き連れて表になるのはそこそこ面白そう。
土地
《本道》
タップイン
Etbでアーティファクトや土地を一つタップしない限りこれを生贄に捧げる
(T):好きなマナ一点を加える。
《断ち割る尖塔》のリメイクといった感じの五色土地、マナではなくタップなので適当に出ているトークンだったり、《溶接の壺》みたいなマナ総量0のアーティファクトを利用して早めに置いたり出来ると面白そう。
《脱出トンネル》
(T)(S):ライブラリーから基本土地を探し出しタップ状態で場に出す、ライブラリーをシャッフル
(T)(S):パワー2以下のクリーチャーを対象としてこのターンそれはブロックされない。
《進化する未開地》の亜種なのだが、本体の生贄だけでアンブロッカブルを付与できるのは中々面白い。
今回はコモンの二色土地がないのが意外だったがそれ以上に事件の犯人が…といった感じ。
そういやラ今更ながらヴニカリマスターのコモンチェック結局してないや、それもしないと…