地震が起きてから色々な情報が飛び交っている。
嘘の情報もあるし、本当のものもある。
地震の起きた日は横浜に居たのだけれど、駅周辺が地割れしました。
ビルに居て、頭を強く打ったけれど意識があったから慌てて仲間に連絡した。
仲間というか、もう家族なんだなって思える人たちで、姉兄に弟妹みたいな感じ。改めて実感した。
繋がらなかったからすごく焦ったんだけど、凜が迎えに来てくれて急いで帰ることにしたんだけどそこで気付いた。
頭から血が出てる…。
(゜д゜)
凜『美澪ちゃ…』
私『え?』
凜『血が…』
私『(゜д゜)や、やっぱり?』
慌てていると本当に気付かないもので、頭を軽く切っただけでしたが血が結構出ました。
家に帰ると、なみねもくれんも俊も澪も、妹弟って呼べる子たちは無事で、テレビを見て唖然としました。
涙が出て、自分の傷の手当ても忘れてた。
自分の傷なんかどうでも良かった。
今は言葉が上手く出ませんが、ぽつぽつツイッターには残しております。
取り敢えず泣いてばかりじゃいけないし、私が一番年上だから彼らを守らなきゃいけないと思い、避難。
桜とも黒とも玲也とも連絡がとれず一晩過ごしました。
今日の明け方桜と連絡がとれて、今さっき病院から電話があって黒と玲也が無事なのを知りました。
黒と玲也は大学の図書館に居たみたいで、本棚と本棚の間に立って自分も本を抱えてたそうです。
丁度そのとき地震が起こり本と本棚が倒れてきたそうで、黒を庇って玲也が本と本棚を諸に身体に受けたらしいです。
倒れてきた本棚は他の本棚に引っ掛かって完全には倒れず下敷きにならないで済んだみたいですが、埋まったまま玲也の意識が無くなって玲也の下に居た黒も身動きが取れなく、そのまま2時間くらい格闘してやっと脱け出せたとのこと。
携帯も何処かに飛ばされて、電話も繋がらないから仕方なく玲也をソファーに寝かせて、黒は助けを呼びに外に出たけど、地割れに電柱の傾きに怪我人に、外はすごい惨状になっていてそれ所じゃなかったみたい。
もう夕方で電車待ちの人は寒さで凍えているし怪我人は居るのに救急車は来なくて、黒は車で大学の安全な講堂にお年寄りや女性、子供たちを運んだり食料を運んだり、寝ないで色々してたみたいなんだけど電車が通って落ち着いた瞬間、安心したのか黒も倒れて二人とも病院行き。
そのとき、自分が助けた人たちが自分たちを助けてくれて優先的に救急車で運んでくれたそうです。
その話を聞いていて、ただただ感動した。
黒の判断力もすごいと思ったけど緊急時にはみんなで協力して助け合っていた。
心無い事件に涙を流すことも多いけど、こういうときの日本人の強さと優しさにまだ涙を流すことが出来る。
外国に行ったとき言われた。
日本は思いやりの国。
それがまだ生きている。
そう思いました。
玲也の方はまだ意識が戻っていないみたいで、若干取り乱しながらの記事になっています。
申し訳ありません。
私は身近で起こったことしか真実として伝えられませんが、みんなの中の優しさも強さもきっと生きている。
だから被災地の方々に少しでも何かしたい。
負けないように、みんなで立ち向かえるように、被災地の方々が笑える生活が戻ってくるように。
それだけが私の願いです。