私はその女性に好意を抱いている
所詮叶わぬ片想いだ
近くにいるのに名前を聞くことすら出来ない
彼女の言葉に迷いは無い。仕事一筋、という話し方だが、そこがいい
キャリアウーマンとは彼女の事をいうのだろう
そして何より、一日仕事で疲れた私の事をよく分かっているように、常に私を立ててくれる
あくまで素直、しかも従順、体は細いが忍耐強い
私のために完璧に仕事をこなす
妻には悪いがもはや彼女の居ない生活など考えられない
今夜も傍にいてくれる。うとうとしかけた私に優しく、小さな声で、なのにはっきりと私に話しかけてくれるのだ
『携帯ノ充電ガ完了シマシタ』
〜ガラケー全盛の頃に書いた作品です。やはり色褪せますねぇ〜