いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切る事のない友人の一人だと思う方がよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩り飽きさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えてしまう氷のカケラ
婚約中に海外勤務先で出会った魅力的な彼女と、日本に残した婚約者の間で揺れる男の話。
『サヨナライツカ』
著者
辻仁成
発行者 株式会社世界文化社
ISBN 4-418-01501-9
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。