King of rogues 0

《King of rogues》

ならず者たちの王

※※これはフィクションです※※

ローグキングに俺はなる!0

《ローグキングに俺はなる!》

モブ「ローグキングに俺はなる!」

ローグキング「はぁ? ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ?」

モブ「でも俺はなるんだ!!」

ローグキング「ああ、そう? だったらかってに目指しな。だがオススメはしないぜ? だってローグキング……正確にはキング・オブ・ローグ(ズ)(King of rogues)で、ならず者たちの王だぜ?
……つまり、オレの臣下というか部下というか舎弟たちは、ろくでもないやつらばっかってことだ。
もちろん、中にはできたやつもいるが、本当にできるやつは、まっとうな社会でもやっていけるはずだろ?
そんなやつはこんなところにいない方がいいんだよ」

モブ「……じゃあ、なんであんたはローグキングやってるんだ?」

ローグキング「そうだな、オレは……オレ自身がろくでもないやつだってこともあるが。だからこそオレは早くここから抜け出したくて、他に受け入れてくれるところがなくて、ここで必死に頑張ってたら、なってた感じだな。ローグキングになる話を断れない状況で……」

モブ「……俺、バカだからその辺の事情とかよくわからないけどさ。ローグキングになった後になら、やめることはできたんじゃないか? そうせず今も続けてるなら……ならず者たちの王をやっていることにも、あんた自身にとっての意味があるんじゃないのか?」

ローグキング「さぁな? そんなのはない……あるとしてもオマエがそこに見出(みい)だしてるもんとは違うと思うぜ?」

モブ「それでも俺はローグキングになる!!」

ローグキング「そうか? なら、せいぜい頑張って、なれるもんならなってみな!」

※※これはフィクションです※※

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