ここ数年、大型ルーキーが出てこない、
日本の野球界ですが、今年は期待のルーキーが揃っています。

中でも注目されているのが、
投手と野手の二刀流で話題になっている。大谷選手。

野球界の常識では二刀流は成り立つ訳がない、
と言われていますが、これまで成功したことのない挑戦、
野球界の常識が変わるのか、楽しみな選手です。

その他にも、大阪桐蔭高校から、4球団が競合の末、
阪神タイガースに入った藤浪投手。

投手としての大谷選手と、
今後もずっと比べられていくのでしょうが、
開幕前は、大谷選手の方が評価はずっと上でした。


開幕後、野手としてスタートを切った大谷選手と、
比べるものはなくなってしまいましたが、
藤浪の評価は、登板するたびに上がっていきます。

高校卒のルーキーのため、1試合100球の投球制限が、
かかっていますが、それでも、ほとんどの試合で、
6回までを3失点に抑え、7回まで投げきっています。

最小投球回数6回で3失点以内、
これをメジャーでは、QS=クオリティースタートと言って、
先発投手の条件としています。

登板回数は異なりますが、メジャーでも日本でも、
開幕から2カ月間、QSを続けるのは、
ほぼ不可能といえます。

それを開幕以来、ずっと続けている藤浪投手。
すごい投手が存在しました。


大谷選手が、野手として、
どれほどの選手になるか、まだこれからですが、
投手に比べ、野手の若手がなかなか出てきません。

投手の方が、目立つということもありますが、
日本の野球界では、野手が育ちにくい、
というのは、現実になりつつあります。

野球が変わってきている、のも原因ですが、
プロに入るまでの、アマチュア野球界にも
原因があると思います。

そろそろ高校野球での、金属バットも、
本気で考え直す時期では無いでしょうか。

バットに当たりさえすれば、パワーでどうにかなる、
金属バットというのは、選手の将来を考えれば、
決していいことではありません。

マイナスしかないと思っています。

素晴らしい投手が出てくるのと同じくらい、
素晴らしい打者が出てくることを期待しています。