2024-3-4 22:01
03/04 | 銀色の熱情
食べてほしいと、何度も告げてくるラピス。
今までは、やめてほしいと思うだけだったのに、そのすべてが愛の言葉に聞こえた。私が受け止めきれていなかっただけで、きっと、ずっと、今までもそうだった。
喉元にキスをして、甘く噛んで、肩の肉をほんの少しだけ囓った。再生する程度に薄く。
「えっ……!? んん……ッ」
一瞬、驚いたように目を見開いたラピスは、それからとろんとした表情を浮かべて、腰の動きを止めた。
そんなラピスが可愛いのと、口の中に今まで味わったこともないような旨味が広がるとので、感情が弾け飛びそうだった。
「あ、ダメ、これ。イッちゃ……」
身体を震わせて、ラピスが私の中に精を放つ。
疑っていたわけではないが、実際に肉を食べられてなお、この反応なのだな、と。呆れるというか、感心すべきか、喜ぶべきなのか。
「はぁ、嬉し……。クォルツが本当に食べてくれるとは思わなかった」
目の端からこぼれる涙を舐め取ってやる。
「痛いか?」
「それは、普通に。でもこの痛みが、ううっ……。たまらない……」
ラピスの指先が、私の喉を辿る。
「もう飲み込まれて、この下……このあたりに、俺の肉片が……」
絶対にうっとりとして震える声色で言うことではないと思う。
「生きたままでもクォルツと一緒になれるの、凄い」
「今この状態も、一緒になっているとは言えないか?」
よほど興奮したのか萎えないラピスのソレを締めつけると、嬉しそうにギュウギュウとしがみついてきた。
「言える! クォルツ、まだだもんね。もっかいしよ? ねっ?」
「待て、肩が血まみれだ……、うっ……、待てと言っ……」
「無理。こんなの、興奮しすぎて。クォルツだってそうでしょ?」
否定はできない。このまま本能に身を任せてしまいたい気持ちはある。だが、我を忘れた先にあるのは血まみれのシーツだ。ラピスの身体よりもシーツの心配をできるようになるなんてな……。ある意味、平和だ。翌日の惨状は平和とは程遠いものになるだろうが。
「シーツ……が……ッ、弁償になるかもしれないぞ」
「ッ……うう。はぁー……」
電池が切れたようにラピスが私の身体の上に身を投げ出した。お金と快楽を天秤にかけた苦渋の決断だったのか、眉間に深いシワが寄っている。
「クォルツが俺の血、全部啜れば大丈夫じゃない?」
「それは確かにいい案かもしれないが、溢さない自信がない」
言っている傍から滴る血をタオルで拭うも、すぐに染み出てきてしまう。
「治してもらったあとなら、続きしてもいい?」
「ああ」
「でも、この興奮のまま、やりたかったなぁ。もう勃ちすぎてちんちん痛いし」
今までは、やめてほしいと思うだけだったのに、そのすべてが愛の言葉に聞こえた。私が受け止めきれていなかっただけで、きっと、ずっと、今までもそうだった。
喉元にキスをして、甘く噛んで、肩の肉をほんの少しだけ囓った。再生する程度に薄く。
「えっ……!? んん……ッ」
一瞬、驚いたように目を見開いたラピスは、それからとろんとした表情を浮かべて、腰の動きを止めた。
そんなラピスが可愛いのと、口の中に今まで味わったこともないような旨味が広がるとので、感情が弾け飛びそうだった。
「あ、ダメ、これ。イッちゃ……」
身体を震わせて、ラピスが私の中に精を放つ。
疑っていたわけではないが、実際に肉を食べられてなお、この反応なのだな、と。呆れるというか、感心すべきか、喜ぶべきなのか。
「はぁ、嬉し……。クォルツが本当に食べてくれるとは思わなかった」
目の端からこぼれる涙を舐め取ってやる。
「痛いか?」
「それは、普通に。でもこの痛みが、ううっ……。たまらない……」
ラピスの指先が、私の喉を辿る。
「もう飲み込まれて、この下……このあたりに、俺の肉片が……」
絶対にうっとりとして震える声色で言うことではないと思う。
「生きたままでもクォルツと一緒になれるの、凄い」
「今この状態も、一緒になっているとは言えないか?」
よほど興奮したのか萎えないラピスのソレを締めつけると、嬉しそうにギュウギュウとしがみついてきた。
「言える! クォルツ、まだだもんね。もっかいしよ? ねっ?」
「待て、肩が血まみれだ……、うっ……、待てと言っ……」
「無理。こんなの、興奮しすぎて。クォルツだってそうでしょ?」
否定はできない。このまま本能に身を任せてしまいたい気持ちはある。だが、我を忘れた先にあるのは血まみれのシーツだ。ラピスの身体よりもシーツの心配をできるようになるなんてな……。ある意味、平和だ。翌日の惨状は平和とは程遠いものになるだろうが。
「シーツ……が……ッ、弁償になるかもしれないぞ」
「ッ……うう。はぁー……」
電池が切れたようにラピスが私の身体の上に身を投げ出した。お金と快楽を天秤にかけた苦渋の決断だったのか、眉間に深いシワが寄っている。
「クォルツが俺の血、全部啜れば大丈夫じゃない?」
「それは確かにいい案かもしれないが、溢さない自信がない」
言っている傍から滴る血をタオルで拭うも、すぐに染み出てきてしまう。
「治してもらったあとなら、続きしてもいい?」
「ああ」
「でも、この興奮のまま、やりたかったなぁ。もう勃ちすぎてちんちん痛いし」
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