ファイナルカオスとの戦いの始まりを語ろう。
かつて存在していたという、宇宙を観測しあらゆる情報を記録するアーカイブ機関。その組織の隊長格であるワールドブレイカー(WB)ダブルJ
ワールドブレイカー(WB)ダブルJは多元宇宙を認識し観測することができる。
ひとつのビッグバンから発生した無数の宇宙が互いに干渉しないよう存在する多元宇宙…だがワールドブレイカーでさえも次元の狭間を通じて干渉することは出来なかった。
後にワールドブレイカー(WB)ダブルJは全宇宙の終末の危機を知る。
ある時、ワールドブレイカー(WB)ダブルJは次元の狭間に潜む…宇宙を喰らう者ファイナルカオスの存在を知ってしまった。
ファイナルカオスは全てを飲み込む混沌そのものであり、多元宇宙の収束をもたらすもの。
ファイナルカオスの位置を知ったアーカイブ機関は動き出す…
次元の狭間に封印されたファイナルカオスを目覚めさせるために。
ワールドブレイカーは利用されていた。
アーカイブ機関…いや、カオスグラディウスに。
アーカイブ機関最強の存在であり、ファイナルカオス封印のため共に次元の狭間へと消えた宮沢賢治。
宮沢賢治無き後のアーカイブ機関を裏で操っていた者こそ、混沌に導く者カオスグラディウスなのだ。
ワールドブレイカー(WB)ダブルJとカオスグラディウス…いや、アーカイブ機関との戦いが始まった。
ワールドブレイカー(WB)ダブルJは自身が存在する宇宙に限りなく近い宇宙を観測することにより予知能力に近いものを得ている、が…その程度ではカオスグラディウスに寝返ったアーカイブ機関の前では太刀打ちは出来なかった。
しかしワールドブレイカーは希望を捨てなかった、彼は命を燃やすことで多元宇宙に干渉することに成功した。
そして、多元宇宙に存在するいくつかの世界に自身の知と力を託すことができた。
命を燃やしつくしたワールドブレイカー(WB)ダブルJを捉えたのは、彼が多元宇宙に干渉した際に生じた時空の歪みから覗く混沌…ファイナルカオス。
カオスグラディウスにより復活を果たしたファイナルカオスは、ワールドブレイカーを取り込んだことによりワールドブレイカー・ファイナルカオスとなりさらなる力を得た。
しかしファイナルカオスが宮沢賢治との戦いで消耗した力を回復するまでには至らない…
カオスグラディウスはワールドブレイカーの残した力を回収するために時空の歪みの中へ消えていった。
ファイナルカオスが完全に復活した時、多元宇宙はファイナルカオスに取り込まれ終末を迎える…だろう。
ワールドブレイカーの残した可能性が目覚めた時、真の戦いが始まる。