2.5周年記念のキャラクターがいっせいに発表になりましたね!
フライゴン…かわいい…!!
ルビサファで、ずっと手持ちに入れていたので、
すごい思い入れが深いんですよね〜
「わかんない……わかんないよ、ウォロさん!!」
空虚な空気だけを残す、シンオウ神殿跡地。ダンッと両手を床にたたきつけ、声を荒げる。
びりびりと痛む手のひらも、からっぽになった心のうちも、誰もいなくなった神殿では、ただただ冷たく響くばかりだ。
「ウォロさん……っ」
最初は、ヘンな人だと思っていた。ポケモンが恐怖の対象とされる世界で、嬉々としてモンスターボールを使い、バトルは楽しい、と言って、ポケモンの効果的なつかまえ方も教えてきて。
※現代転生パロディです。
レッドは出てくるけど、まだ絡んでない※
前世の記憶。幼い頃であっても一笑にふされるその記憶を、なんの因果が不惑になろうかという自身がまだ宿している。
この現代、それなりの企業の社長という立場になり、従業員を抱えている現状。件の前世とやらでは悪の組織であったそれは、今生はまっとうな会社組織である。
有償ダイヤの特典…ポケマスさんマジ、そんなにサービスしちゃっていいのか…!?
ってくらい破格の内容でやばかったですね…
※ギラティナ戦直後、立ち去るウォロさんのところ※
「ちょっとストップ」
「……は、っ?!」
ギラティナがいずこかへ消え、バトルも終わった。
好き放題言い放った男が、きびすを返して立ち去ろうとした瞬間。背後に回り、むんずとその金髪をつかんだ。
「ちょっ……離しなさい!」
「やだね」
振りきろうとした動きに合わせるように左右に揺れて、その人の背中にガッシリとしがみついた。
(……疲れた)
ジムバトルを終え、首にかけたタオルで汗をぬぐいつつ控え室へ向かう。廊下を擦る足はどんよりと重く、口から次々とため息が吐き出される。自分がこうも憂鬱な理由はただ一つ。
(……ローズさん。いったいドコへ)
今までガラルの外れの牢獄へつながれていた彼。何度も面会に行って、その姿を目に焼き付けてきた。
先日も、意気揚々と向かったそこでこう言われたのだ。
※R-18にするほどではありませんが、事後の話です。ご注意※
「つまらない男ですよ、あなたは」
ホテルの一室。最低限の間接照明だけが照らす暗がりのなかで、吐き捨てるように呟いた。
「……ずいぶんと斬新な睦言ですね」
ぐったりとシーツに身を沈めた男が、いかにもダルそうに薄目を開けてこちらを見る。