点と点を繋いで 線を作って
すぐに最初の点を忘れてしまう
鉛筆で黒く塗りつぶしながら思う

本当は線なんて、何処にも存在しないよね










随分と日記の間をあけて、あたしの周りの環境は目まぐるしく変わりました。
のんびり平和に過ごしてきたあたしの今までの人生で、こんなに忙しかったことはない!
というか、今までが穏やかすぎたんですたぶん。世間はもっと忙しかったんです。

バイトにバンドに恋に友達(時々勉強)、色んなこと。
スケジュール帳を隙間無く埋めて、1・2時間の空きも埋めて。
夜勤明け寝坊してご飯食べらんなくて、大学まで運転しながらチョコラBB。
授業の合間に適当に買い食いして、肌荒れに悩んで化粧品買いあさって…。
ここんとこ有り得ないスピードで散財してはまたバイト、倒れ込むように寝てまた朝寝坊。真剣に肩こりに悩んでいる。


6月の日記から約4ヶ月。
6月の終わり、美術コンパのお酒を持って帰って友達の寮に泊まって、酔った勢いって言い訳をしながら意中の彼(生田斗真似だと思う)に電話して告白したら鈍い感じで玉砕。

「まだ友達でいて欲しい」。
振るならしっかり振ってくれっ
お疲れ、一言声かけられただけで泣いてしまったあたしの気持ちなんてちっとも知らないんだろう。

一緒に飲もうって、六甲山行こうって、彼氏はいるのかって、思わせぶりに言ったくせに!
そう嘆きながら誰よりも飲んだ7月始めの軽音部の新歓。自分でもあんなにお酒に強いとは知らなかった。
そこで仲良くなったのが今の彼で軽音部の先輩。2つ上の21歳。

端的に述べればそう。

お調子者でお人好しで、愛想良いから人当たりもいい。
無邪気でいかにも“いいひと”。




に、見える。




あたしの友達は誰もが「あいつは諦めて先輩にしとけ」って言ってたんです。

相手の調子のままことはとんとん拍子に進み、ドライブご飯映画、出逢って1ヶ月足らずで付き合うことになり、気前よく穏やかな彼と順調に毎日が進んでいく




と、思われました。




が、そう単純にはいかなかったんですよね。事態は問題だらけだったんです。幸せと言えばそうだけど、そうでない部分もある。あ、なんか笑えてきた。

あたしの友達は彼をただの“いいひと”だと思っていたからああ言った。
だけどかつての彼の友達、軽音の先輩の言葉が今でも蘇る。






「あいつにハマる前にやめとけ」。