2013-8-9 21:53
風たちぬ
「生きて、生きて」
やられた。
二郎が菜穂子さんを愛してるんだな、とダイレクトアタック食らって鼻を啜りました。
というわけで『風立ちぬ』。
いざ生きめやもな雑感。
「女には女の支度があるのよ」
原風景が素敵だと思ったのは黒川家での結婚式です。
今でこそ式場やプランナーにまかせっきりですが、昔は冠婚葬祭の仕様やしきたりなんてものは家が身に付けるものだったんだろうな、とそう思えます。よしわかった、で仲人を務める黒川夫妻の姿はなくなっていく光景なんでしょうね。
庵野さんの声については演技の上手い下手より二郎さんの人物像にしっくりときてました。特に「うん」と頷く時、この声でいいじゃないの、って気になりました。
映画全体で一言が長くもなければ言葉数が多いわけでもない。でもシンプルに伝えたい事を真っ直ぐ伝えてるのが気持ち良いです。今は難しく分かりづらい言葉が使える方が何か格好良い!って傾向もありますからねー。
あと、あれです。本庄と二郎コンビにによによしてました。やり取りが可愛かったです( ´ ▽ `
コクリコの水沼といい、風立ちぬといい、華美で無いにせよ素敵な面立ちの男児で眼福。二郎さん、瓶底メガネからチラチラ垣間見る美形さにご馳走様です。