アナログそめよしお片付け3


あやかさんのJupiter

この二人は己の意思とは関係なく、少年少女であることを終わらせてしまった二人だと思って居ます。だから階段の上り方もあっちに行ったり来たり、夫婦以上恋人未満、晩年の方が初々しくなるととてもいい。

女性として歌う気持ちを知ってしまったラクス。この人のために歌う、という気持ちは少女としての想いを馳せる気持ちを終わらせている。それでいて、どこかに埋葬した幼少期の甘やかさはまだ息づいている。
「キラさま」「ラクスさん」呼びの頃すごく可愛くて、その二人がお互いの胸の中だけが感情の吐露を許すところとするまでの否応のない時間の流れを思うとときめく。