テニスを部活でしていた中学時代が終わってからもう随分な年数が経ちました。

現在はテニスをすることが心から楽しいですし、中学時代やっておいてよかったなと思っています。



でも、未だに後悔していることがあります。


引退試合の迫った中学3年の夏、私は練習を放棄し、顧問の先生とわだかまりを作るかたちで勝手に引退してしまったんですよね。

というのも、その少し前の大事な大会で、私はなぜか先生に、先生のイスを運ぶ係に任命され
その時点で、なんで私が…と思いながらも、しぶしぶ試合が終わるごとに次の場所へ運んでいました。

しかし1番手だったか2番手だったかが負けてしまい、先生は大激怒。
私が負けたわけでもないのに、先生は私に「イス運んどけ!!」と怒鳴りつけ、どこかに去ろうとしたので
私はどこへ運べばよいのか分からずオロオロしていると、先生はまた私に何か怒鳴りつけ、さっさと行ってしまいました。

他の部員も助けてくれないですし(負けたことでそういう雰囲気じゃなかった)、とても惨めな気持ちになりました。
そのとき、ふと「今までずっと厳しい練習に耐えてきて、これか」と思いました。
バカバカしくなって、もう辞めよう、と思いました。

それから1ヶ月かそこらで正式な引退だったのですが、もうそれまで頑張る気力すらなく、練習に行かなくなりました。

しかし部員に練習に来るように言われたので、顧問の先生に話を付けに行ったりしたのですが、掛け合って貰えず。
その様子を見ていた担任の先生に、何があったのかと懇談で聞かれ、話をするうちに悔しくて泣いたりしました。

そうなんですよね、悔しかったんですよね。


あとから聞いた話、引退試合は非常に和やかに行われ、感動的な終わり方だったらしいです。

私が間違っていたとは思いませんが、
変な意地を張らずにいれたら、みんなと笑って終われたんじゃないかと思います。
一緒に頑張ってきたペアの子を裏切る行為だったと思いますし、後悔しています。


だからこそちゃんと、もう一度テニスをやり直したいという思いがあって、大学からもテニスを始めたということもあり、
逆にあのとき完全燃焼していたならば、今はやっていなかったかも知れませんけどね。

今は先生とも和解していてよく練習に顔を出させてもらっていますし、よかったとは思いますが。
でも後悔していることは確かですね。

その後悔を昇華させたくて、今も頑張れているのかも知れません。







という思い出話でした。笑