夜の虹

この時間に原宿で
しかも用事が既に終わってるとゆう！


久々原宿！
たのしい！

嘘みたいな店がいっぱい！


思わず変な雑貨屋入ったけど、
そういえば現金無いから
おろさないと……


てか現在地がわからない………。


どっちに行けば
何処に出るの？？？


ランチを原宿でするか
下北沢でするか
どーしよっかなー。


ここどこー！

ＡＴＭはどこー！！

尺が足りないとは

このこと。

あと14文字いれなきゃいけないのに。

今日は小野小町。

毎度、
我ながら、

そこそこな出来だと思うが、

出来に対して、
過程が信じられないくらい、雑。


作業場も、
雑。


改善したい。

ゆうべ、
少しブルーな漫画を読んだ。


その中で
アマチュアの画家が出てくる。
彼のファンがひとり居る。
学生の時から作品に惚れ込んでいて、
いつか必ず個展をやろう、
ギャラリーを作ろう、
画集をつくろう、と約束をして
彼らは
ずっと信頼し合ってる。


アタシには、
そんなものは何も無い。

ずっと自分から逃げているから
ずっと未来から逃げているから

何も出来ない
何も無い



ただ、
今日もまた絵を描いていた。
こんな、
低レベルな、ラクガキだけど。

アタシは
これに、客観的価値なんか無いと思ってる。
商業用にもならないし、
何かのメッセージを詰めてるわけでもない。
（それは敢えてだけど）

アタシを知るひとが、
これを見て驚き感心することはあっても、
この絵が、ただそれだけで
何かの作用なんて持てないと思ってる。

無益だ。

だけど、
アタシはこれに
自分の美学を傾けていて、
それはフィクションで
現実の澱を濾過するようにと、
描いている。

アタシの価値観によって
アタシのために。
でも
それが誰かと重なって
誰かの疲弊した心に射し込む
細い細い光に、
もしなるなら、と思う。


弱い。
手段として弱すぎる。


ダンサーや
ミュージシャンの
世界観のパワーは、
響いたら、本当に重い。


アタシは
華奢で小さな絵しか描けないけど、
この薄っぺらな紙で
誰かの人生を
微かにでも照らすことは
出来ないだろうか。