久しぶりにある小説を読んだ、
何年ぶりだろう、読み返したのは。
あれは生まれてから一番読書をしていた時だったかもしれない。
とにかく活字に飢えていた、意味のわからない本も沢山読んだ。
あの時のおかげで、限りなく浅く、まずまず広い知識は身についた気がする。
今の私はなんだ、ちっとも吸収しようとしない。
こぼした薄いジュースをたっぷり含んだ雑巾か。
もしくは、すでにカラカラに乾いているのに
こぼれたジュースを拭こうとしていないのか。
この際どちらでもいいか。
ここまで書いといてなんだけど、
私は何を書いてるんだ。
あ、両手で絞りたくなったのか。
すぐに濡れる別の雑巾を。