シロクロのモノクロ

フッ

と意識を失って、
気付けば三時半。

変な時間に寝てしまった。

きっとこれは、
昨日夏を楽しみ過ぎたせいだ。


何年かぶりの海は、
ヒトデと、くらげと、ピンクの貝殻を
私にもたらしてくれた。

ヒトデなんて初めて触ったよ。


その後の食事も、
休憩を含めたカラオケも、
なんだか、プリンア・ラ・モードのような
盛り沢山な一日。


その心地良い疲れが、
変な時間に寝るという自体を
引き起こしたんだろう。




あ、名刺作らなきゃ。

私の夏が今日始まって、
私の夏が今日終わった。

そんな気がする。


若干の頭痛は、
慣れないことをしたからなのか、

それともだいぶ楽しんだ分、
頭痛ぐらい背負えよって
プラマイゼロの神様が与えたのか。


海もいいけど、
山もいいな、
そんな事を思った。




ここ何年かで一番いい夏日。

唯ぼんやりとした不安。

いつも、隣には不安があって、
それでも生きてかなきゃならなくて。

不安の布団にふわりと
文豪は倒れていってしまったけど、
まだ眠たくないよ、私は。
まだ、起きてるよ私は。

色々あるけど、
ほんとに色々あるけど、
楽しくいよう。
なるべく。




これだから夜は。
考えすぎちゃうね。

気持ちばかり焦ってしまって、
もうどうにもこうにも。

結局、書くしかないよねって
脳内会議の結論が出るんだけど、
みんなあんまり納得してない。

TVやラジオで色んな世界の成功者達が
あの頃はこうだったねと
若かった自分を振り返ってて思う。

例えば二十年後でもいい、
私はその時今の自分をどうみるだろう。

まぁ、生きてるかすらわかんないけど。


ぐちゃぐちゃ
独り、部屋で考える。


自分なりにやってはいるつもりでも
刺さらなかった紙ヒコーキ。




もっと、尖らせなきゃ。