シロクロのモノクロ

なんのトリガーもないのに
あ、泣きそう
と思ってしまって
なんとか踏みとどまる。

後ろから猛スピードで
幽霊がラリアットしてきて
透ける途中で
涙腺に触れたみたいに

なんだったんだろう。




こらえないほうが
もしかしたらよかったのか。

久しぶりに行ったカラオケ屋では、
ブルーベリーガムの匂いがした。

香水とか、
芳香剤にもセンスってあるなあと、
思いながら、
歌いながら、
途中から、
歌うことと聞くことの
心地よさに集中してたけど。





そういえば、
さすがにロシア語の歌は歌えなかった。

ふふふ、
と笑っていられる時間は
過ぎるのがはやいと
何度も思います。


ありがとうと
感謝をして
また一年、がんばろう




そして、紅茶を飲もう。

うーみーは ひろいーな

ひろい。

溶けるかとおもった。
溶けて流されるかとおもった。

ヒトデはみつからなかったけど、
充分、充分。

砂に足が飲み込まれる感覚が、
寝転がっているのによみがえって。




喉の奥が、まだ塩辛いような気がする。

なんやかんやあって、
いろんなものが重なって、
ピンポイントで濃くなった部分。
そこだけを見つめてしまう自分。

そういう、ある意味呪縛から、
引き離してもらえたことが、
幸せなのだとおもう。

考え過ぎはよくないと、
わかっていながら考える。
それで生まれたものもあるし、
失ったものも多い。

俯瞰。

俯瞰で見よう。

たまには。




そしたらすこしはすくわれる。