天地

(冲.方丁 著)

晴海さんがまったくもって可愛い。

建部さん伊藤さんから託された夢から続き、渾天儀を妻のことに抱えてほしいと言う辺りまでの繋がりが凄くじんわりきます。優しい流れを感じます。
「見事な誤診」の褒め言葉も。算式において正解が無い問題には「正解が無い」というのが答。それも正解。現代の試験では見ないですね。あってもブーイングされるだけですよ。世知辛い。

この作品は時代小説ではない、という感想をチラホラみます。
万人が時代小説と認めるような時代小説というものを読んだためしは無いですが、そんな私が読んでも、確かに時代小説というには足りない気がします。
悪い人が居ないんですよね。皆いい人ばかりなんですよ、もう。

えびしさんが描く漫画版(現在2巻迄)も可愛いうえに丁寧な作風で楽しめます。

ルーク

「そんな事、いうなよ」
そんな先のこと、約束したくても、約束破るからさ、俺。

月光.花という曲を聞くたびに、ガイルクへの思いがほとばしります。というか、ガイを全力で号泣させたい衝動にかられます。アイツ私の中ではええかっこしいなので、ぐしゃぐしゃになるまで泣いてくれないのですが、月光.花の時は泣くような気がします。
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