今日は帰宅後、肉じゃがを作り、それとは別に味付け前の肉じゃがを煮込んだ煮汁を別鍋に寄せておいて、それにソテーした国産牛すじにくと炒め玉ねぎを入れ、煮込んでカレーを作ったら、これがまたおいしくて。
野菜の濃厚なダシに牛肉と玉ねぎの旨味がさらに溶け込んで、最高。

そんな画像のカレー。いかがですか。




さて。今日、明け方、夢を見たんですよ。
高校時代の同級生の夢。その子は、高校時代の同級生である以前に、小学校時代からの同級生でもある、かわいい女の子。ちょっとおませでなまいきな。かわいいなまいきさがある女の子なんですよ。その子と並んで歩く夢を見たんですよ。

で、夢からさめて、なんとなくぼーっとして、しばらくぼんやりしていたんですが。

同時に高校時代のいまいましい、暴力教師の記憶が呼び起こされてきて。

その暴力教師は数学Vを教える教師、いや、私の中では教師ではなく、単にとんでもないサディストの暴力オヤジ、とんでもない軽蔑すべき給料どろぼうみたいな教師だったんですよ。

問題を順番に当てて、黒板に式、答を書かせ、わからなければ、じわじわ詰めより、言葉でいじめ、そしてチョークの粉がたっぷりついた教科書で頭を叩く、それをひそかに楽しんでいるような、ほんととんでもない暴力教師なんですよ。


私も被害にあったことがある。くやしかった。
クラス全員が、その授業がある日は非常にゆううつで、その時間にはびくびくしていた。
そんないまいましい時間だったんですよ。


で、その日が来たんです。
前に書いた、夢に出てきたと書いたその子に偶然難しい問題が当たった日が。

その問題はなかなか難しかった。私も答が出なかった問題。

彼女は当てられ、黒板の前に行ったけど、解答できず、悩んでいた。

そしたらその暴力教師、いつものねちっこさで、「キミ…嘘だろ…」とか、わざとらしくいい、その子のきれいな髪の上に、チョークの粉がたっぷりついた教科書を、バンッ、ほんとに、バンッと高い音が出るように降り下ろしたんです。

彼女のきれいな髪の毛の上に、白いチョークの粉が舞い上がり、それが私にはスローモーションのように見えて、その映像が今でもはっきり目に焼き付いているんです。


私はほんとにくやしかった。でも、当時の私は無力で、手も足も出なかった。

どうしようもなくくやしくて、腹立たしくて、そしてとてつもなく悲しかった。


当時の私に、今の私の気持ちと胆力があれば、間違いなくその暴力教師に目を剥いて怒鳴りながら詰め寄り、「倍返し」の場面みたいにものすごい迫力で威圧し、謝らせ、土下座させたでしょう。間違いなく。

でも、当時の私は弱かった。無力だった。



あのとき、なぜ、もうどうなってもいい、という気持ちで彼女を守れなかったのかと、いまだに悔やまれて、朝しばらく動けなかった私だったのでした。