マルちゃん麺づくり、とは、カップラーメンのヒット商品で、かなりの売れ行きのあるものなのです。

で、この商品は、過去のカップラーメン大会で優勝した、国民の大多数が味を支持するとも言えるカップラーメンでもある。



で、このマルちゃん麺づくりには、企業が材料費を削減する動きがある中で、海苔がごらんのように2枚、これが、湿気が入らないようになかなか厳重な別口包装で入っているのです。

この、2枚の小さい海苔が、別格のように材料費をかけて部不相応の別口包装で敢えて入っている様は、むしろ滑稽ですらある。


海苔、がそんなに重要なのだろうか、と。


スープ同封入の乾燥わかめで代用できないのか、と。



でも。



この、麺づくりにおいては、海苔、というのは、味のさらなる高みのために必要なのですね。


味じたいも優勝経験のある申しぶんないほどのものなのに、さらに海苔は、ともすれば中弛みのおこる食べる過程に、極めて重要なオアシスとなり、箸休め的な、渚のバカンス的な、楽しい気持ちにさせてくれる。

で、改めて、麺の旨味を新鮮に感じさせてくれるのです。


麺づくりへのマルちゃんの矜持、誇りが、この海苔に如実に表れていると言ってよいでしょう。


ラーメン。