昨夜はやっと旦那と話せました。目の事やっとうちあけられました。バタバタとしていたらなかなか言えない事だったし旦那が帰ってきてからだったのでもう夜中も夜中。遅い時間だからひいてしまう気持ちもありましたがママも限界でした。旦那もあっけにとられてしまったようで驚いてしまってました。不器用な彼は急にママに何と言ったらいいか分からなくなってしまって困っていました。
うちの旦那も子供の頃には「郊外列」という病気を抱えていました。その為に痛い治療もコミュニケーションの障害もありいじめにあったりなんだりかんだりと辛い経験もたくさんしています。今もママには全く分からない訳だけどせいがんしゃに見える程度の傷もあるのだと思います。それでも今はすっかり病気は治り努力もあったからですが言葉も綺麗でコミュニケーションに困る事もありません。
自分の目の宣告を受けた時バカな話だけどその辛い現実に旦那のその状況にやきもちやいたほどでした。辛かった辛かった、痛かった痛かったとよく聞かされていましたが今は普通に健常者として生きている。もちろん手帳を取得した事もなかったしね。・・・そんな事比べる事なんかじゃないしバカげた事です。ちっぽけすぎる自分を鼻で笑っちゃいます。
でも、旦那に聞いて貰えて良かった。旦那は言葉も失って、どうしていいか分からなくなってしまっていたけどそれでもママに優しくしてくれました。優しく、支えようとしてくれました。幸せな事です。ママはもう決して1人じゃないんだなと感じました。視覚障害という事自体を理解して貰う事は本当に難しい事だし理解の壁を、こちら側から作ってしまう壁も乗り越えられない時もあります。けど、夫婦→家族という絆で繋がってるんだなぁって強く強く感じてしまいました。
見えない事で結婚を反対した旦那の両親からしたら本当不本意な嫁で今でも息子である旦那を不憫に思ってるのが正直かもしれません。「変な女につかまって・・・」なぁんてね。宣告を受けた時に旦那や子供たちに対しても申し訳ない・・・そんな気持ちになったのが正直です。絶対この目でみて育てたりふれたりする事ができないんです。助けてあげられない事もあるかもしれない・・・見えない事で。そしてその思いはその旦那の両親へととんでいました。「本当ごめんなさい、こんな私が大事な息子さんと結婚してしまって・・・。ずーーっと見えない、見える事のない私がつれそっていくなんて本当不本意なんだろうなって」とても複雑な気持ちです
だけど進まなきゃいけない。今さら家族をやめられる訳もなく引き返す事もできない。一歩一歩進んでいかなきゃ。
ひとまず旦那の懐に・・・また戻る事ができて良かった。気持ちが伝えられて良かった。しばらくはぼーっとした日々が続いてしまいそうですが・・・