心理用語いろいろ


話題:精神科
☆ひきこもり
交流分析でいう引きこもりは身体的、或は心理的に自分を他人から遠ざけ引きこもること

☆五月病
強いストレスから急激に解放され新しい生活にもやっと慣れてホッと一息ついた時に起こる一過性の不適応状態

☆強迫観念
自分でもその不合理性を自覚しているある観念が絶えず心を占め、意識して除去しようとしても取り除けない場合のこと

☆過剰適応
度がすぎるくらいの適応によってバランスを失い、かえって不適応状態に陥ること

☆失認症
意識や言語がよくたもたれているのに、特定の感覚器官を通じて普段よく知っているものが認識されなくなること

☆赤面恐怖症
赤面するのではないかという恐怖。ヒステリー性の転換症状とみなされている。恐怖が強くなれば社会交際ができなくなる。
高い野心や強い承認の欲求をもち、パラノイアの傾向も含まれる。

☆コーピング行動
人は脅威を覚えるような問題場面に出会った時に狼狽してストレスが高まる。このような危機状態に前向きで建設的に対処するためには、その場を突破する代替行動がとれると落ち着くのである。

☆対人恐怖症
一人でいるときや、ごく身近な人との間では問題ないが、人前に出ると過度に不安や緊張が高まり相手の人に軽蔑されるのではないか、不快感を与え嫌われるのではないかと悩み続ける神経症的な対人意識。

☆心的外傷
個人の精神生活に衝動を与えるような出来事があり、それがあまりに強烈であるため適切な対処が出来ず、無意識に抑圧されて長期に渡る障害をもたらすような体験

摂食障害


話題:摂食障害
極端な痩せをもたらす『神経性無食欲症』
逆に自棄食いを伴う『大食症』
普通、食物とは見なさないようなものを食べる『異食症』
そして『偏食』などがある。

☆過食症
心理的な原因により異常に大量の食べ物を習慣的、または周期的に食べ続ける病態。
食べた後で自発的に嘔吐したり下剤を大量に用いたりすることもある。とくに若い女性を中心に近年増加している。
母子関係の歪みや愛情喪失体験などが心理的背景として推定されている。

☆拒食症
心理的原因から食欲がなくなり食べることを受け付けなくなる。
極度の体重減少、無月経、栄養障害をひきおこす。
心因背景としては、異性を意識し脂肪がついて大人の体型に近付く思春期では痩せて魅力的になりたい意識が強く、太ることに恐怖を感じることや親の過保護・過干渉により精神的な親離れができないため大人になることへの不安を強く感じ、食事をとらないことで成長を抑えていると考えられている。

神経症


話題:精神科
不安・過労・精神的ショックなど、主に心理的社会的な原因によって起こる精神面と身体面の機能障害で、精神病のような品質的な障害のないもの。

主な症状としては次の五つが挙げられる。
1:不安障害
不安発作とそれに伴って起こる動悸・目眩・吐き気などの自律神経機能の異常
2:神経衰弱症状
不安が慢性に持続し精神疲弊・注意力散漫・記憶減退・不眠・頭痛などの訴えをもつ
3:強迫症状
ひとつの考えが強く意識に固着し、これを払いのけようとすればするほど、かえって強く迫ってくる状態。強迫状態で不安が特定の対象にまとわりつくと恐怖症になる
4:ヒステリー症状
運動麻痺・知覚麻痺・失神・痙攣などの身体症状、芝居がかった言動やヒステリー性健忘などの精神状態を示す
5:抑うつ症状
憂鬱で悲観的気分が支配的となり、何事にも希望が持てず劣等感や罪障感に苦しめられる状態。無気力や不機嫌さが表面化することもある
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