話題:精神科
☆内因性(精神病性)鬱病
遺伝や体質が重視され、症状も重症な場合
☆反応性鬱病
急激な心理ショックなために内因性鬱病に似た症状を示す。
しかし内因性鬱病に比べて症状が比較的に軽く予後もよく、外罰傾向を示す。
☆神経症性鬱病(抑うつ神経症)
これは神経症の一種である。
内因性鬱病のように、鬱気分の日内変動や焦燥感がなく、睡眠、食欲、性欲が強く障害されない。
☆仮面うつ病
身体的な症状だけが強く自覚され、鬱病本来の精神症状である抑うつ気分や精神活動の抑制が気付かないほど、軽症の内因性鬱病のことで、身体病の仮面をかぶっているという意味。
☆初老期鬱病
初老期に発病し、一般の内因性鬱病とはいくつか異なり、特徴的な状態を示すことが多い。
比較的よく喋り、しばしば不安、焦燥や妄想が前景に立つため、神経症や初老期の妄想状態との鑑別が困難な場合がある。
☆荷おろし鬱病
定年などで、それまでの過重な負担がぱっかりはずれた状況で、この時期に発生するうつ病
☆引っ越し鬱病
権威的人物が内的に摂取し、社会性においてもその人物の庇護下にある時は安定しているが、転勤、転居などによってその庇護から離れたりすると途端に不安定になり鬱病に陥りやすい。
話題:精神科
気分が落ち込む、やる気がなくなる、無気力になる状態が続くこと。
本人も気がつかないこともあり、悪化すると自殺願望も。
脳内神経遺伝物質の異常(気分の問題でなく脳の病気。気分障害とも言われるが、脳に異常がある以上、薬物治療が必要)
自分で治そうとして悪化させている人が多い。
病院で処方される抗うつ剤を飲めば2,3ヶ月で治る。
★鬱病になりやすい人
真面目で几帳面、責任感の強い頑張り屋さん。
自分の努力が足りないだけ、甘えているだけ、逃げているだけなどと考え、或は周りから言われ、自分で背負い込んでしまう。
頑固で融通が利かない、他人の評価を気にする。
自分さえ我慢すればよいと思ってしまう。
話題:精神科
☆ひきこもり
交流分析でいう引きこもりは身体的、或は心理的に自分を他人から遠ざけ引きこもること
☆五月病
強いストレスから急激に解放され新しい生活にもやっと慣れてホッと一息ついた時に起こる一過性の不適応状態
☆強迫観念
自分でもその不合理性を自覚しているある観念が絶えず心を占め、意識して除去しようとしても取り除けない場合のこと
☆過剰適応
度がすぎるくらいの適応によってバランスを失い、かえって不適応状態に陥ること
☆失認症
意識や言語がよくたもたれているのに、特定の感覚器官を通じて普段よく知っているものが認識されなくなること
☆赤面恐怖症
赤面するのではないかという恐怖。ヒステリー性の転換症状とみなされている。恐怖が強くなれば社会交際ができなくなる。
高い野心や強い承認の欲求をもち、パラノイアの傾向も含まれる。
☆コーピング行動
人は脅威を覚えるような問題場面に出会った時に狼狽してストレスが高まる。このような危機状態に前向きで建設的に対処するためには、その場を突破する代替行動がとれると落ち着くのである。
☆対人恐怖症
一人でいるときや、ごく身近な人との間では問題ないが、人前に出ると過度に不安や緊張が高まり相手の人に軽蔑されるのではないか、不快感を与え嫌われるのではないかと悩み続ける神経症的な対人意識。
☆心的外傷
個人の精神生活に衝動を与えるような出来事があり、それがあまりに強烈であるため適切な対処が出来ず、無意識に抑圧されて長期に渡る障害をもたらすような体験
話題:摂食障害
極端な痩せをもたらす『神経性無食欲症』
逆に自棄食いを伴う『大食症』
普通、食物とは見なさないようなものを食べる『異食症』
そして『偏食』などがある。
☆過食症
心理的な原因により異常に大量の食べ物を習慣的、または周期的に食べ続ける病態。
食べた後で自発的に嘔吐したり下剤を大量に用いたりすることもある。とくに若い女性を中心に近年増加している。
母子関係の歪みや愛情喪失体験などが心理的背景として推定されている。
☆拒食症
心理的原因から食欲がなくなり食べることを受け付けなくなる。
極度の体重減少、無月経、栄養障害をひきおこす。
心因背景としては、異性を意識し脂肪がついて大人の体型に近付く思春期では痩せて魅力的になりたい意識が強く、太ることに恐怖を感じることや親の過保護・過干渉により精神的な親離れができないため大人になることへの不安を強く感じ、食事をとらないことで成長を抑えていると考えられている。