先日のカナ誕の余談です。
昨日に間に合わなかったので、あえて間に合わせませんでした。
安定のメリカの扱いの酷さです。米領の方、すみません。
「メリカー、これあげる。」
「………何だい、これ」
私が差し出したものを見て、アルフレード君は眉をひそめた。
「え?ケーキだけど。」
「それはわかるんだけど、何で食べ掛けなんだい!」
「直接かぶりついた訳じゃないから、食べ掛けって表現は正しくないよ。」
失礼しちゃう。
「マシューの誕生日の残りだよ。」
「大して変わらないよ!!君、俺のこと嫌いだろ!」
「…どうかなあ?」
にたりと笑って見せれば、アルは涙目になってしまった。
あちゃー、流石にやり過ぎたか。
「でも、ほら!誕生日を祝う位の好意はあるよ!」
そういって、ケーキ(の残り)を再度差し出した。
「今日誕生日でしょ。おめでとう、アルフレッド。」
「俺の誕生日は、昨日だよ。」
「………まじ?」
泣きながら訴えると言われたのは初めてのことだった。
ごめん、アル。