ちいたんの小さな手

おはよう。今日も朝がきてしまいました。何だってこうして普通に時が流れてしまうの？普通に生きられてしまうの？ママも、自分で自分が疑いたくなるくらいです。普通にしていられる自分が信じられない。普通に生活してしまう自分が許せられない。でも、やっぱり生きていかなくてはならないんだよね。えいたんには見られなかった事、感じられなかった事、学べなかった事を背負い込みながら･･･。
昨日は盲学校でした。火、木に続いて週3度目の登校。さすがにちょっとくたびれました。だけど4月からはそれを毎日繰り返すんだからね。踏ん張らないと！入学説明会も終わり後は新学期を元気に迎えるのみなんだね。ちい、楽しみかい？楽しみだよね。悲しみに包まれているけど、ちいばかりがｹﾗｹﾗよく笑い幸せ一杯です。そんなちいに将来小さな小さなえいたんの話をどんな風に伝えたらいいんだろう？またえいたんが急になくなってしまった今ずーっと先の、ちいたんの大きく成長した姿さえ想像する事ができなくなってしまいました。ちいたんは、間違いなくずっとずーーっとママたちのそばにいてくれるよね？離れたりしないよね？いなくならないよね？･･･そんな風に今が大事。今この瞬間が確かでその時を大事にしなければ･･･そんな風に感じるんです。
下校しながらえいたんにﾊﾞｯｸﾞをかってあげました。いないのに、なくなったのに、なぜ？そんな風には決して言わないで下さい。えいたんの成長をおっていきたい、宝なんです･･･ずっとずっと可愛くて愛しい息子だから。母子手帳や数少ない写真･･･えいたんのいくつかの思い出を詰めママが大事に肌身につけて歩く事にしました。えいたん、えいたん･･･ママはずーーっと、君のそばにいるんだからねだぁーーいすきなんだよ。子供は天使、子供は天使。うまれてくる･･･幸福を迎え入れてあげなきゃいけないけど、子供用品ｸﾞｯｽﾞ売り場には独特な優しく甘い空気が一杯流れているんです。もうなくなってしまったえいたんの為に買い物してるなんて店員さんもお客さんも子供たちも思わないんだろうなぁ。ｱﾝﾊﾟﾝﾏﾝの小さな男の子ﾘｭｯｸを抱きしめながら売り場で体がふらついたほどです。でもね、でもやっぱり･･･ママの可愛い息子にも買ってやるはずだった物、使って貰うはずだった物を用意するんです。病気だってﾉｲﾛｰｾﾞだっていい･･･えいたんはまぎれなくママの大切な大切なたった1人の愛息子なんだから。
さてと、そんな今日は来客が一杯。みんな、えいたんに会いに来てくれるよ。ママを、励ましにきてくれるんだね朝はえいたんの為に石鹸を作ります。冷凍したおっぱいで母乳石鹸を作るんです。えいたん喜んでくれるかな？きれいきれいしようね。ママはえいたんを入れてやる経験もほとんどなくいってしまった。あんまりだ、あんまりだよ･･･えいたん同じ産科で生んだ友人もきてくれます。ﾊﾟﾝ好きなママの為に手作りして下さったようで･･･ありがたいです。同じ月齢抱くのは心身が凍りつきそうに怖いですがやはり抱きたい･･･感じたい。一杯一杯感じたいです両親もえいたんにお線香あげにきてくれます。みんなに心配かけ気にかけさせちゃってます。大丈夫、大丈夫だよ。本当ありがとうございます
忙しくないと動いてないと、とめどなく思いも溢れ出てしまいますが･･･。さぁ今日も輝こう。輝かせなくちゃ！夢にえいたんを感じた記憶がママを奮い立たせる。頑張るよ、頑張るよ･･･えいたん。ありがとう