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本当のお別れ

おはよう。またまた朝がきました。でも今朝はいつものように暗い気持ちではないんです。時はとまってます、動きません。えいたんもかえらない。けどね・・・。
昨日は朝友人が一緒に大事な母乳で石鹸作りをしてくれました。暫くねかせなければならないので完成はまだまだですが、えいたんに備えてあげられる日が楽しみです。喜んでくれるかな?沢山沢山できちゃいそうだよまたママを元気づけようと手作りパンを届けてくれた友人・・・ありがとうおいしかったよ。おいしくて、その後絞ったおっぱいで、えいたんもパンパンお味見したはずだよ。喜んでると思います。そしてそして両親がきてくれました。元気なちいの姿を見てほっとすると同時にお花に囲まれたえいたんにも悲しすぎる微笑みを浮かべていました。心の底からない笑顔なんてできない気がしました。じいもばあも、ママも・・・。お留守番させるのが嫌で実家へ誘ってくれても行く気がしませんでした。でも、ばあが「連れて行っても大丈夫なんだよ。連れて行こうよ、おいでよ」と言ってくれました。さいだんにすっかり収まりお花で飾りたてられたえいたんは本当遠くへいってしまった気がしていました。抱きしめてもいいんだ、動かしてもいいんだ、一緒に連れて行ってもいいんだ・・・そう聞いてあついあつい氷がとけていくように感じました。
お骨を抱いて実家へ戻りました。産後長くお世話になり慣れ親しんだママの生まれたえいたんもほっとしたかな?実はそんな、えいたんにも思い出深い実家にも、また連れてきてあげたくてしょうがないのが本音でした。だけど、さいだんに飾られすっかり手の届かない所へいってしまったように感じていたママには・・・えいたんを連れて実家へ出かける事なんて考えてはいけない事だと思っていました。ママの息子・・・ママの息子なんですやってはいけない事なんて、どこにも・・・1つもなかったんだよね
納骨・・・お墓の話も出ていました。ママにはそんな事まだまだ考えられなかったし震え上がっていました。こんなにこんなに小さくてママのそばにいたいはずのえいたんなのに、あんなに寒々しいお墓に1人葬らなければならないなんて・・・そんなの嫌です。絶対嫌です!ママの大事なえいたんは丸ごとママの物なんだから
よく、ばあが理解してくれました。暫くはそっとしておいてやろうと思ってくれたのでしょう。えいたんには大きすぎる骨壺に入っていては触れる事も一緒に連れて歩く事もできません。結局えいたんは暫くお墓の事は忘れ小さな小さな・・・えいたんにあつらった入れ物にねかせママが・・・ずっとずっと肌身離さずに連れる事に決めたのです。そんな事してはいけないのかと、許されないのかと思っていたのです。事務的にお墓の話はされるし旦那もママにそんな話をふってきていたのです。旦那とママはずれすぎています。今は口を開けば傷つく事をいってくるんです。不器用な事、悪気がない事はわかります。でも大事に大事にお腹であたため、苦しい痛い思いでえいたんをうみ、やっと出会え・・・あまりにも早すぎる別れ。受け入れるのに時間がかかって当たり前でしょう?当たり前です。それを無神経な事ばかりいう。だから今は会話するのが正直怖い。次にどんなひどい事をいうの?えいたんに、寂しい事をいうの?って。
えいたんをママが、暫く近くにおき続ける事だって勝手に決めて勝手にしてしまったけど今日また何か言われるのでは?と凄く不安です。だけど、こんなにこんなに深い結びつきの母子を誰が権利あって引き離します?えいたんだって、まだまだママのそばにいたいはずです。決まりなんて、風習なんて・・・どうだっていいじゃない?こんなに小さすぎてたよりないえいたんを・・・ママは寒々しいお墓に1人ではまだまだ連れて行く事なんてできません。「そんな事しちゃだめだ、おかしい・・・また何か言われちゃうんだろうな」ママがポツンというと「分からない人にはいわせときなさい。ママが一番なんだから。むししときなさい」ばあもそういってくれました。
小さく小さくなってママの所へ帰ってきたえいたん。そぅ、本当昨日ようやくママの所へ戻ってきてくれた気がしました。さいだんに飾りたてられ骨壺に収まってしまったえいたんは、そのままお墓へさらわれていかなければならないのかと本当苦しんでいました。
お墓に連れて行かなくていい。ママと一緒にいさせてあげられるんだ・・・そう思ったらえいたんが亡くなって初めて明るい気持ちになれたんです。明るいといったらごへいあるかもだけど、ママの懐に、ママの元にかえってきてくれた気がしたんですずーーっと一緒。ずーーーーっと一緒だからね
旦那が今日実家にきたりするけど、引き離されてたまる物か。誰にもえいたんは渡さないんだから!渡さないし離さないし、絶対絶対えいたんはママの物なんだから。ママの元が一番なんだから。
お通夜をしても告別式をしても、どこか遠い所のお話でママの手に届かない所で行われている気がしていました。すっかりよそよそしく、ママから切り離されてしまっていた気がした。だけど昨日ようやくママは・・・お別れができた気がしたんです。本当の意味でのお別れ、お葬式ができた気がしたんです。お墓に入れる事も進めがちだったばあがママの思いを理解してくれた事も救いでした。えいたんの大きな写真も持ち帰り仏壇にそなえましたがそれを見てばあが「あぁ、これで落ち着いた。本当良かった、ほっとした。こちらを見ているよ。じっと見ているよ」そう繰り返し「お前には目が見えないんだから写真でえいたんを感じられないんだからやっぱりお骨だよね。好きなだけ感じたらいい、一緒にいてやったらいい。連れて・・・身につけたらいい」そう言ってくれたんです。手にもふれられない所でえいたんの葬儀が執り行われて、形式的にお別れもして・・・形もなくなってしまった。しかもある日をさかいに突然です何だかすっかり手が届かなくなってしまってママはどうしていいか分からなくなってしまってたんですそれが昨日えいたんがママの所へ戻ってきてくれた。お骨をうつしかえましたそして、えいたんの小さな小さなリュックに入れてあげました。これでずっとずっと一緒です。ずっとずっと、えいたんとママを引き剥がす物はないんです。抱きしめました。何度も何度も抱きしめました。良かった・・・。ほっとしました。ばあが、えいたんの写真を見てほっとしているのとおんなじなのかもしれませんね。ほっとして、少しだけ明るい気持ちになれた・・・昨日は本当の意味の・・・ママがえいたんにお別れできた日だったのかな、と。ママの所へ戻ってきてくれたからこそ、ちょっとだけ受け入れる事ができたのかな、と。
そんな事をいったって苦しい日々は続きます。苦しい日々は続くけどえいたんは、ずっとずーーっと一緒にいてくれる。ありがとう、ありがとう・・・えいたん。
今日もママは確かに1歩をふみ出すからね
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