誕生日は嫌で嫌で
生まれた日こそ最悪な日で
本音を言うと
誰にも誕生日を知られたくない
祝われたくない
変わらない1日を過ごせたら
それだけで私の心は軽くなるのに
誕生日が嫌なことを知っていて
あの人は祝わい出す。生まれた瞬間のカウントダウンをして
25歳になってこんな人生になるなんて思わなかったでしょ?って
幼稚な嫌みまで言ってみせる。
誕生日が嫌だなんて
私こそ幼稚なのだとも思うけれど。
おめでとう
その一言で心臓にナイフを突き刺したい衝動を無理矢理に押し込んで
ヘラヘラ笑うんだ。
誕生日なんて、こなければいいのに。
迎えてからずっと思っていた。
生きたくないとか
苦しいとか
そういうの全部えぐり出したい。
だけど
えぐり出したって残るのは虚無だけなんだろうと思うから
だから、きっと、