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誕生日

毎年この日になると普段に増して
なぜ生まれてきてしまったのだろうと考える
そんなことは思春期の一過性に過ぎないらしいけれど
私はずっと考え続けて
答えが見えない

それでもいい、とも思えない


理由を、見つけることさえ。










愛せる人になりたかった
家族も他者も自分自身も
愛したいのに上手に愛せない
愛することができない


愛される人になりたかった
家族から他者から自分自身から
愛情を贈られて
それを疑うこともなく信じられる
大切にできる人になりたかった


みんなはどうやって愛して愛されているのだろう


どうして私は
何もできないのだろう。

せめて
人並み以下になれたなら。








生きることが辛い
けれど
死ぬことも苦しい

だから、なのか
死は日常の至る所で誘ってくる
キッチンから、自室から、浴槽から、

もう いいよ
もう じゅうぶんだよ
もう しんでもいいんだよ

包み込むような温かさ優しさで
手招かれるままに逝ってしまい
そんな耐え難い衝動にかられる。





衝動のまま動けたらいいのに
それすらもできない
出来損ないの私

空っぽな私の中身は
どこに行ってしまったの
先に逝ってしまったの?
私からも廃棄されている



辛いなぁ。


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