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息が積もる

は、と短く呼吸することが増えた
生きることを拒んでいるようだ、と思ったりもする


今 姉は ブラック企業といえるような
過酷な職場で働いている
薄給で長時間労働
店長という立場
奴隷になった気分になると言っている

大変なのはわかる
わかるから
毎日、毎日、身の回りの世話をして
繰り返される愚痴を聞き
抵抗もせず暴力も受けている


私は働いていない
穀潰しでしかないから


治らない傷が痛むと体力を奪われて
気力もなくなって
どんどん動作が鈍くなってくる

些細なことすら
満足にできず

あの瞳で見下されて




頭の片隅では疑念があるんだ
何故、傷つけられてるんだろうって
何故、私は痛みに耐えているのだろうって
苦しい心を癒やすために他人に暴力を振るうのは
正当なのか
人の扱いですらない私だからこそ
そこを問うこと自体、間違えているのか


だったたら 言ってほしい
あなたは人間ではないですよって
人が加虐するために生まれてきた人畜ですよって
そう 言ってほしい


姉は私に言葉や拳や物で暴力を振るう
抵抗すると力でねじ伏せ
じっとしていると言葉で斬りつける

見下ろす目は冷たくて
なのに、唇は楽しそうに緩んでいて

私を好きにして満足した後は、
「あなたは私ほど素晴らしくはなれないが、泥水すすれば足元くらいにはなれるわね」
「あなたは○○すべきよ、私が言ってあげてるのだからね」
必ず、そう言ってくる
暴力も、言葉も、全て何もかも私のためと言わんばかり
まるで、パワハラ夫に洗脳された主婦みたいだ



だって私
朝、目覚ましなしで
毎日同じ時間に姉を起こす
それまでに作っていたお弁当と朝ご飯、
気に入られなければ捨てられる
出勤する時は玄関先まで出勤用のバックを持って行って見送って
帰ってくるまでにご飯とお風呂の用意
着替えも脱衣場に置いておく
風呂やご飯の温度が少しでも冷めると水を掛けられて
手のひらの動きだけで姉の用件を理解し
遅くなれば蹴られる
姉が寝るまで近くで待機して、
また、朝が始まる




もう、なんで私
生きているんだろうね

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