私がいない

親子でも夫婦でもどんなに仲が良くても
人の心を正確に読み取り
何もかも全てを理解できる人はこの世にいない

誰もが相手の全てを理解してなくて
それと同じくらい
自分のこともわからないと思う

だから、
言葉にするんでしょう？
自分を理解してほしくて相手を理解したくて
誤解したり勘違いさせたりながら
分かり合っていこうとする
わたし、こういうのを対等な関係だと思う

相手がいくら目上の人でも
自分より弱い立場の人でも

分かり合おうって姿勢は大事なことで
「アナタは○○だから」
「アナタは○○な人よね」
そう決めつけるのは悲しい

第一印象が全てだと言うけれど
(もちろんそれもあながち間違いじゃないとも思うけれど)
人の全てを計れたと傲るのはいけないと思う



姉は口を開くと人の批判、中傷、悪口ばかり
見下して貶して優越感に浸る一方で
「人は鏡だから。人の不満は自分の嫌なところなんだよ」
そう言ったりする

その言葉を聞くたび
人の振り見て我が身振り返れ
その言葉が思いうかぶ


じゃあ 私は。
人を支配したり干渉したり蔑ろにしてきたのだろうか

「お前は○○だから」
そう言われるようなことしてきたのだろうか



負の無限ループにはまって
ぐるぐる同じところを回ってしまう

自信がない。
自尊心もない。
気が弱くて気も小さい。

自分を見失って
言動することができなくなってしまう。




わたしはだれ？