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前を向く人


いつも自分の足元ばかり見ていた

痛くなるほど頭をもたげて

小さな視界の中にあるものが
私だけの世界だと

意味のない防御線を張って
自分を守って

どんなに弱々しい足でも
これは自分の足だと存在確認なんかして


だけど もう終わり

終わりにしたい

頭をもたげたままでも
視線だけは前を向きたい

転んで
塞ぎ込んで
震えて
動けなくなっても

視線だけは前を向きたい

そうすれば
そうなれば



いつか 一歩進めている気がして。





わかったんだ。
私が生きられない理由は弱いからじゃなくて
理由がないからじゃなくて
何かが足りないからじゃなくて

なにもないからなんだ。

足下ばかり見てたんじゃ当然だよね
だってそこには独りぼっちの自分しかいない


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