長年、家族のためにガムシャラに働いてきた企業戦士も、いずれは、定年退職という時期を迎えます。

さあ、これからは自分の好きなことをやって老後の生活を楽しもうと意義込んでみても、翌日からは、何もなにもすることが無く時間をもてあまし、ゴロゴロするだけ。

小遣い稼ぎをしょうにも、年よりを雇ってくれるところはなし、そんな夫を妻は邪魔者扱い、なんて、定年後に世の男性に待っているのは、こんなトホホの現実です。

妻にとっても、亭主元気で留守が良いとばかりに、夫抜きで快適に過ごすためのライフスタイルを確立していたのが、突然、夫が一日中家にゴロゴロされて一変してしまうのですから、鬱陶しくなり、身体にも不調があらわれてきます。

主人在宅ストレス症候群とは、その名の通り、夫が家に一日中居ることによって、妻にストレスが生じる病気なのです。

その症状としては、気分がすぐれない、イライラする、高血圧になる、動悸や息苦しさ、頭痛や肩こり、消化器潰瘍、免疫力の低下に伴い風邪をひきやすくなる、下痢、便秘、下腹部の張りなどの、過敏性腸症候群などです。

症状の軽重はありますが、ひどい場合はうつ病などのより深刻な心の病気に発展することもありますので注意が必要です。

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