インフレとは物の値段が上ることによって、相対的にお金の価値が下がっていくことをいいます。

195557年の「神武景気」、195861年の「岩戸景気」など、日本では終戦から70年代の約20年にわたり,経済成長率が年平均10%前後と高い水準で成長を続け、日本中が高度成長に沸きました。これに伴い、狂乱物価といわれるほど、物の値段がドンドンあがって行きました。

当時は、物価の値上がりに応じて、給料、年金、預金の金利などもそれなりに上がっていったため、なんとか物価の上昇について行くことができましたが、低成長経済になると、そうはいかなくなります。

こうしたインフレリスクに強い資産としては、土地などの不動産、株式、コモディティ(金などの実物資産)などがあります。

特に、土地などの不動産やコモディティは、一般的にインフレ経済の下では価値が上昇します。また、株式もインフレ経済の下では株価が上昇する傾向にあります。

ただし、株や不動産などの投資はインフレリスクには対処できますが、株価や不動産価格の変動などのリスクがありますので、こうした点を十分に把握したうえで、経済の見通しを踏まえながら、資産の組み合わせを考えていく必要があります。

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