看護師が転職するとき注意すべきこと

看護師が転職するときに、一番注意をしなければならないのは、勤務形態により収入はもちろん違いますが、ただ単に、他と比べて収入が良いと言う安易な考えで転職先を決めないことです。

いざ勤務してみると、夜勤がたくさんあったり、休みがすくなかったりと過酷な労働が待っているなど、痛い目に合う場合があるからです。

逆に、収入は少ないが、派遣やアルバイトのほうがいい場合もあります。

派遣やアルバイトだと労働時間が短く、自分の趣味の時間が持てると言うような利点がある場合もあるからです。

収入を第1に考えるのであれば、多少きつい勤務でもいいですし、自分の時間を持ちたい場合は、派遣やアルバイトがオススメです。

ただ、勤務形態だけで見ると収入的には、看護師が一番高く、派遣、アルバイトと言う順番になります。

いずれにしても、収入が欲しいのに短時間勤務で収入が少ない、自分の時間がほしいのに休暇がほとんどなく、毎日病院と自宅の往復だけで終わってしまうなんてことにならないよう、自分の判断基準を明確にして転職先を決めましょう。

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認定看護師とは

認定看護師の資格を取得するためには、その大前提として、日本国の看護師免許を有することです。

次に、看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上あること(うち3年以上は認定分野の研修)」が条件となります。

認定分野の研修内容は分野ごとに異なりますが、一般論で言うと、その分野の患者を多く受け入れている病棟や外来、診療部門で3年以上働き、これに加えて、定められた数の症例経験を積む必要があります。

この前提条件を満たしたうえで、全国にある教育機関で6か月、615時間の研修を行い、筆記試験に合格することによって、認定証が授与されます。

認定されている分野は、救急看護・皮膚、排泄ケア・集中ケア・緩和ケア、がん化学療法看護、がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケアなど21分野ですが、最も多いのは、創傷ケア、ストーマケア、失禁ケアなどのスペシャリストである「皮膚・排泄ケア」で、2014年1月現在で、1916人おります。

認定看護師に対する院内での信頼は厚く、ベテランの認定看護師ともなると、医師とほとんど対等の存在だと言われております。

看護師の働き場所

看護師に必要な心構え

「保健師助産師看護師養成所指定規則」には、人間としての広い視野と高い見識をもつこと、生命に対する深い畏敬の念と豊かな人間性をもつこと、最新の知識と科学的思考をもとに、他の医療従事者と連携をとりながら患者や家族への適切な援助ができること、社会的使命にもとづき社会に貢献できること、生涯にわたり自己の資質向上に努めることができること、と明記されております。

看護師は、人間の生死にかかわる仕事をすると同時に、患者の心のケアも要求されるため、他人に奉仕するという崇高な使命感と倫理観が要求されます。

看護師の資格を取得して、希望をもって病院勤務を始めても、生身の人間を相手にしている以上、色んなトラブルや苦情にも対処しなければならず、その一方で、看護師としての専門的な知識や技術を身に付けなければなりません。

このため、生半可な気持ちでは、看護師と言う仕事は務まりません。ミスで注意されたり、患者とのトラブルに巻き込まれたりすると、つい、気持ちが落ち込んでブルーな気持ちになることもあるでしょうが、そんな時は、初心に立ち返って、自分はなぜ看護師を目指したのだろうと振り返ってみましょう。

病院でいろんな経験を積むことは、自分を成長させてもらえる場所でもあります。

挫折を味わい、困難を乗り越えて、がんばってきた人、苦労してきた人は、現場に立った時に、その苦労が糧となって信頼される看護師になれるのです。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」との先人の言葉は、苦労したことは、決して無駄にはならないということです。失敗を積み重ねていくことを恐れることはないです。人生にムダなものは一つもありません。

看護師の入職までに行なうこと
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