妊活は、夫婦が、そろそろ赤ちゃんが欲しいなと思い始めことによって始めることから開始されます。
それには、妊娠しやすくするための体づくり、生活習慣の改善、医療による不妊治療などがあります。
まずは、現在の自分の体の状態を知り、妊娠に関する正しい知識を身につけることが必要です。
昔のように、20代の若くして結婚するカップルが多かった時代は、妊活などしなくても、子供に恵まれる機会が多くありましたが、近年のように、晩婚化が進むと、女性が妊娠する年齢も上がり、必然的に、妊娠できる確率が低くなっております。
このため、いくら子供が欲しいと望んでも、そう簡単に妊娠できるとは限らなくなりました。
医療技術が進んで、高齢出産も可能ではありますが、母体に過度に負担がかかる、母体に影響する病気にかかりやすくなる、流産の確率が上がる、ダウン症などの染色体異常の子供が生まれる確率が高くなるなどのリスクも伴ってきます。
晩婚化によって、出産のタイムリミットが近くなっている場合も少なくありません。
このため、何もせず自然に妊娠するのを待っていたら、どんどんと年齢が高くなって、高齢出産のリスクがそれだけ大きくなってしまいます。
そうならないためにも、妊娠しやすくするための知識を身につけて実行することが、妊活には必要なのです。
葉酸サプリを選ぶポイント
体は必要とするものを欲するため、偏食や過食は別として、バランスよく摂取できていれば、それほど食事に神経質になる必要はありません。
妊娠で必要となるのは、筋肉、皮膚などを構成するたんぱく質です。魚、肉、大豆製品は良質なたんぱく性食品ですが、異なった働きをもつ脂肪酸が含まれているので、これらをバランスよく摂ることが大切です。
また、ビタミン、ミネラル（カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウムなど）、葉酸、食物繊維も多めに摂るように心がけましょう。
しかし、脂質や食塩は一般的に摂取量が多くなる傾向にあるので摂り過ぎに注意しましょう。 なお、厚生労働省から「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意」が出されるなど、魚介類からの水銀摂取が胎児に影響を与える可能性が懸念されておりますが、魚介類には赤ちゃんにも必要な、DHAなどの必須脂肪酸が豊富に含まれていることから、魚介類を摂ることは必要です。
このため、妊娠中期以降は、メチル水銀を比較的多く含むマグロやキンメダイなど大型魚や深海魚を控え、水銀が少なくDHAを豊富に含むサバやイワシなど小魚中心の摂取が望ましいとされています。
化学調味料や人工添加物の摂りすぎは良くはないと言われておりますが、どのくらい摂取すれば、どのような影響が出るということはわかっていません。基本的には、通常の食事であれば神経質になることはないようです。
カフェインの入っているコーヒー、紅茶、お茶は、赤ちゃんによくないとも言われておりますが、過剰摂取をしなければ、直接、胎児の発育や流早産など妊娠に影響する可能性は少なく、少量であれば許容範囲と考えられています。
このため、日常的に飲む程度なら心配はありませんが、赤ちゃんへの影響が心配だと言う場合は、1日に1〜2杯くらいにしておきましょう。
妊娠の段階に応じる葉酸の摂取
だらだらと深夜まで起きている、朝は昼近くまで寝ている、このように、生活習慣が乱れていると、妊娠に必要な女性ホルモンが正常に生成されず、ホルモンバランスが乱れてしまいます。早寝早起きを心がけましょう。
また、食事をする時間が毎日バラバラ、夜遅くにラーメンや野菜炒めなど油っこい食事をとる、朝起きるのが遅く朝食を抜く、ファーストフードやカップ麺など決まったものしか食べないなど、食生活の乱れは、妊活だけでなく健康のためにも良くありません。1日3食、決まった時間に栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
とりわけ、アルコールやカフェインの過剰摂取は、体を冷して生殖機能が低下し、不妊症に繋がりかねませんので注意が必要です。タバコも血流を悪くし、冷えや生殖機能の低下を招いて不妊症に繋がりますので、禁煙しましょう。
いくら妊活に励んでも、なかなか妊娠できない場合は、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮に炎症や癒着がある、卵管に詰まりがある、卵子や子宮が老化しているなどなど不妊症の可能性も考えられます。
不妊症の原因は、女性側に問題がある、男性側に問題がある、男女両方に問題がある場合など様々あります。
原因が早期に発見できれば、早めに不妊症の治療に取りかかれるので、できるだけ早く婦人科を受診し検査を受けてみましょう。どちらに原因があるかわからないため、夫婦で受診することをお勧めします。
不妊症の人は鉄分不足が多い？
