メンタル)泣き虫

本当の私は、たぶん泣き虫なんだろうと思う。
泣くことは罪だと思っていた。
泣くことは卑怯者のすることだと…泣くことは狡いことだと…

だから以前は感動する映画も見ないようにしていた。
悲しい内容だと知っていたら絶対避ける。
その避け方は異常なくらいだったのだと思う。
今は…よく泣いてる…
貰い泣きしたり感動したり。
我ながら泣き虫だなぁ…と思う。
だけど泣いている顔を見られるのがとても苦手で…コッソリ泣くようにしている。
まあ、たいがいバレるけどね(苦笑)
きっと、たぶんアレ以来、涙腺が緩いんだろうな。

それ以外でも当然泣く。
可能な限り1人でいる時だけに留めているが、やっぱり不意に涙が零れ落ちそうになる時がある。
コレは少し…いや、大いに困るか…
それが原因で、私はたぶん主人を傷付けてしまった…
主人に我慢もさせてしまっているしね…

まだイマイチ、何故自分が泣くのか、わからない時がある。
不意にくるのは、たいがいそう。
怖いのか悲しいのか…なんなんだろう…
ただ、もう何ともない顔は出来ないんだ。
あの時よりはマシになったとはいえ、以前のように飄々とはしていられない。
それが自然なんだと言われたけど…
やっぱり苦手。
泣くといろいろキツいからね…

舵喪失

感情を(自分が自覚する前に)殺せなくなってしまったことで、私は自信を失ってしまった。
理性的で責任を軽んじない人間…
それが私の願った自分像…私が愛おしいと思った自分…
怒らず泣かず頼らず。
困ることは多々あったけど…私が唯一誇れるのは、そういう自分だけだったんだ。
それが崩れた…
もはや、心も体も私の言うことを聞いてくれない。
私は自分が思う以上に無力だったんだ。
…また自分を守れない…家族すら守れない…
他者を攻撃しないことが身を守る術…それが私が持ち得る全てだったのに…
敗北感と屈辱感と絶望感が私を浸食した。
もう私には、自分でどうにかする方法が見つけられなかったんだ…
ただ泣くことしか出来なかったんだ…

子供のように、わんわん泣く私を主人や息子は、どう思ったのだろう?
何をしても泣き止まない私をどう思っただろう?
人前で泣くことを私は止められなかった。
もう私の意思で止められることなど何もなかったんだ…
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