私は他者と居ると自分でも無意識に相手が喜ぶことをしようと努力する…
それがたとえ自分がイヤなことでもだ。
それは自分の意思では止めることが出来ない。
更に私は相手にとって自分が無害な人間であることを強調する行動をとろうとする。
相手にとって敵にならない人間…相手に不快を与えない人間…相手にとって「良い子」で在り続けようとする。
他者と喋る時に異様に疲労するのも、他者に意を唱えようとしないのも、全てはそこに集結される。

私は常に相手の表情や動作を見て先に先に行動しようとする…
それが、相手が望むことを相手が口にするより先に自ら進んで行動するよう望まれた子供の…成長した姿だ。
相手の微妙な変化に機敏に反応しなければ自分を守れない…
だからそれは、いつしか無意識な反射行動…癖になった…
もっとも…それでも自分を守ることは出来なかったのだけどね。
それが出来れば出来るほど「もっと」を望まれるから…

もしも、その癖が親の前だけで出るものであったなら…少しはマシだったのかもね。
自分以外には全部だったから困ってる。
だから他者とあまり関わらないようにしてる。全ては自分の癖のせいだけど…ホントは人が傍にいるだけでも疲れる…
それが誰であってもね…