はいどうも!

世間はCSで沸いておりますが(にしてもまたこの組み合わせかよって思いませんかセリーグファンの皆さま)、その裏でひっそりと虚しく終わった阪神の今年を振り返る日々でございます。

私が今年の阪神の堕落っぷりを記憶の闇に葬り去る前にさっさと振り返っときます。
人事やら補強やら来年のことやら、色々書きたいこともあるし。

では、まず結果から。

■結果
55勝75敗14分 5位
(前半戦終了時から
 勝+23、敗+33、分+5)
↑RPGでいう「力が5上がりました」みたいな書き方してすいませんww


[内訳]
対巨人 5勝15敗4分
 (勝+2、敗+5、分+2)
対中日 7勝16敗1分
 (勝+4、敗+8)
対広島 12勝10敗2分
 (勝+6、敗+7、分+1)
対ヤク 11勝12敗1分
 (勝+6、敗+8)
対横浜 11勝10敗3分
 (勝+5、敗+5、分+2)
[交流戦]
9勝12敗3分

※参考までに、昨年の真弓阪神の成績
68勝70負6分

さすが長き暗黒時代を過ごしてきた和田さん、やりますね。


■月別の結果と出来事
※勝敗数に見落としあるかも。
※出来事は独断と偏見で選びました。


[3月] 1勝1分
・新人の隼太が開幕スタメン
も、わずか3日で二軍落ち
・体調不良者が相次ぐ
・ジョージマの髪型

[4月] 11勝10敗2分
・藤井、負傷で抹消
・球児200セーブ達成
・C福井(緒方)ぶらぜるの乱
・メッセが来日初完封
・安藤の復活
・筒井の覚醒
・レフト、ぶらぜる
・若竹と今成のトレード

[5月] 10勝10敗3分
・35イニング無得点
・四番、金本(復刻版)
・久保、不向きアピールも虚しく中継ぎ起用

[6月] 7勝11敗1分
・金本が2500試合出場、2500本安打、1500打点達成
・岩田、坊主にする
・マートン、グレる
「ドントライク能見サン」発言
・能見壊れる
・平野、エラーも自分は悪くない発言
・故障者続出
・筒井、覚醒終了

[7月] 5勝14敗1分
・安藤、復活終了
・松山の変
・チーム通算7000号本塁打(新井)

[8月] 9勝15敗3分
・久保、通算1000投回達成
・ザラテ、一軍昇格
・四番、良太
・今季初8連敗
・喜劇ランニングホームラン
・チーム通算4500敗を記録(プロ史上2球団目)

[9月] 11勝12敗2分
・良太プロ初サヨナラホームラン
・岩本プロ初勝利
・金本、通算475本塁打(歴代単独10位)
・隼太、プロ初ホームラン(満塁)
・能見、滑り込み二桁勝利(10勝)

[10月] 1勝2敗
・チーム5位確定
・能見、最多奪三振タイトル確定
・金本、引退

(どうでもいいけど)
★私的、今シーズン名場面top3
3位:対広島 被ランニングホームラン
2位:引退試合で金本が最後に捕ったレフトフライ
1位:対広島 榎田-小宮山バッテリーにより起こった松山の変




■良かったところ※独断と偏見。

必死に探しましたが、良かったところがこれと言って無いからこの順位なわけで、見つけるのに難儀しましたw

まぁやっぱり若手のお勉強タイムが多くとれた事ですかね。
怪我の功名と言いますか、藤井の離脱により小宮山ンや今成のお勉強タイムが増えました。特に小宮山ンは松山の変(いわゆる松山の悲劇)以降、急成長したような気がします。捕球がまだアレですが、リードはもう藤井より上手いんじゃないかとすら。肩の強さは一番。
そしてもう一人の控え捕手、今成ですが、これが予想以上に使えたこと(笑)まだ色々な意味で恐いですが、打撃は良いですからねー。このままコースアウトしないことを祈ります。
元気の良さで生き残ってきた良太が四番に入れるくらいに調子を維持出来たことも良かったことでしょうか。その分、新井何やってんだとは思いますが。
この子が四番に入ってから段々とチーム状態が上向きになっていったようなそうでもないような。
バット投げはいつ見てもきゅんきゅんしますw
良太だけじゃなく、上本や大和、柴田、岩本などなど若い子達が活躍しました。その分課題も増えましたが、ここが来年に繋がる所だと思います。
レギュラー組で良かったのが(個人的には)誰一人いないのが悲しいところですが、この打線にしちゃあ先発はよくやった方だと思いますw
あとは、うーん……安藤の短い復活と筒井の短い覚醒も一時期助かったといやぁ助かったでしょうか。安藤はともかく、筒井は後半ちょっと疲れが出ただけだと思いますが。
一年通して良かったのは中継ぎの加藤と鶴でしょうか。中継ぎの柱、準柱が相次いで離脱した中で充分支えになってくれたと思います。そりゃ時には失敗しちゃうこともありましたがね。

個人的に印象に残っているのは、岩田が急に髪型変えて勝ちだしたことですかねw
坊主にした岩田がトラッキーと大して髪型変わらなくて可愛かったw
でもやっぱり一番は春先の広島で勃発した“緒方ぶらぜるの乱”で、ベンチ前にしゃがみこんで爆笑する久保ですwこの時の久保、マジ天使w


■アカンかったところ※独断と偏見。

挙げればきりがないのですが、まぁ去年を更に酷くさせたような状態が続いたことでしょうかw去年、唯一働いた鳥谷平野もさっぱりでしたし、ホンマ調子が良い人なんて居なかった。
まず打線の方針がよく見えませんでした。大幅に若手を使ったかと思いきや、翌日にはベテランだらけの年齢だけは重量打線に戻すし、采配も指示も曖昧で謎だらけ。最後まで和田さんのスパイスが何なのかよう分かりませんでした。どうやら上手く絡まなかったみたいですね。外人組が調子上がれば何とかなると思ってたのがアホらしい。
打線が酷かった分、投手に色々と苦労かける場面が多々。投手見殺しパターン。3安打が何度あったことか。最早シリーズ化してましたね、3安打シリーズ。
体調不良や故障者(三塁信号機の故障も含む)が相次いで、そこを埋められる人がなかなか出てこなかったのも阪神がこの順位たる要因の一つではないかと。上手くいってりゃ4位くらいにはいけてたんじゃないかなーと思うんですよねw

実際はもっと前からあったのかも知れませんが、マートンの「ドントライク能見サン」発言から徐々にチームが分散というか分裂していったように感じました。溜まってた不満がアレで一気に表に出たようなw
マートンがグレたのを皮切りに、平野は“鳥谷が悪い”ともとれるような発言、スタンはベンチと意志疎通が出来ていなかったかのような発言、久保はベンチの方針に納得いかないような発言、球児は遠回しに球団批判ともとれる発言……もうバラッバラじゃないですか。覚えているだけでもこんなにあるんですよw紛れもなく暗黒です。
ホンマ、アカンかったところなんて挙げればきりがないのですが、一番は春先のジョージマの髪型です。



■一言
ここまで長々と振り返り(むしろ蒸し返し)ましたが、今思うのは、私ちょっと阪神をなめてました。
監督が変わろうが実際やるのは選手なんだから何とかなると高をくくっていたら、予想以上に酷かった。
私が以前勤めていた会社で、上司が変わった時に社員が上司の方針について行けず、チームがバラバラになった事がありましたが、今の阪神を見ていたらその時の事を思い出しましたw
どこの世界でもあるもんですねー。いや、実際はどうか知りませんけどね。
ちなみに私はついて行けないから会社辞めましたが、選手はそういうわけにもいかないでしょうからねー大変ですね。まぁあと少しの辛抱です←

にしても、和田さんがシーズン中によく“原点に帰って”と言ってましたが、本当に原点に帰してきましたね。
和田さんの時の阪神の原点って暗黒じゃないですか?85年だけを原点にしたら違いますが。
この人も面倒な時に監督になりましたねーご愁傷様です。